もうリーベを買った後なので比べたところで特に意味も無かったりしますが、せっかくリーベについてアレコレと書いたので比べてみることにしました。
メーカーとしてはルイガノの方がやる気がある
…といっても何を書けばいいのやら。実際のところ特に比べるべきところがありません。競技用自転車であれば細かいところでアレやコレやと書けますがリーベやマルチウェイはそういうものではないですからね。
使い勝手として違うところと言えば…
・リーベはグリップシフターなので変速が楽
・マルチウェイはクランクが短いので多少回しやすい
…くらいです。
他にも細かいところはたくさんありますが実際の使い勝手に関係してくるのはこれくらいです。重量の差はオプションの差ですね。取り払えばほとんど同じになります。
まぁ、メーカーとしては「ルイガノの方が頑張っている」ということは確実に言えます。WEBサイトの情報量がまるで違いますからね。
・MULTIWAY26(LOUISGARNEAU)
http://www.louisgarneausports.com/multiway26.html
ジオスのやる気の無さったら…
・GIOS LIEBE公式サイト
http://www.job-cycles.com/gios/collection/detail/citycrossseries/liebe/index.html
ルイガノはクランクの長さまでしっかりと書いているというのに。
やっぱりこの辺は代理店がアサヒに変わったからなんでしょうね。今のご時世どんなジャンルでも最初の一歩はインターネットです。
リーベとマルチウェイは基本的には同じようなものですが雰囲気が微妙にちがったりします。
簡単に言えば「リーベは遊ぶ余地のある自転車」で「マルチウェイはそのまま乗るべき自転車」ですね。
マルチウェイは何もしなくていい
マルチウェイは…何と言うか「いじること」を前提にしていない自転車ですね。お店で買って売られているままの姿で乗り続けるのが正解でしょう。自転車のカスタムは様々な手段がありますが最も効果的なのはタイヤ変更です。タイヤはゴムの質・太さや空気圧でキャラクターが大きく変わってきます。
マルチウェイはこの辺に融通があまり聞かないというか面倒というか…。
例えばマルチウェイの前輪にはハブ回転を利用したライトが付いています。これは発電機がハブと直結しているのでタイヤを交換する場合は発電機を取り外さないといけないわけです。
後輪に関してもマルチウェイはエンドが正爪だったりします。
このような感じで進行方向に対して逆側に開いているものを「正爪」といいます。ちなみにピストバイクとかもこんな感じです。
正爪は見ての通りホイールを固定する位置を変えることが出来るので面白いのですが、その分位置を適切に固定するのが面倒になります。
反対部分もきっちり同じ位置にしておかないとホイールが斜めになってしまいますからね。当然ながらこんなことはよろしくありません。
リーベだと一般的な「逆爪(※死語かもしれませんが)」なのでこのような心配は不要です。
こんな感じのものを逆爪といます。これならそのままホイールを落とせば正しい位置に固定されます。
…というわけで、マルチウェイはいじりたくなる気持ちがわいてきません。
マルチウェイは何もしなくていい②
あとはブレーキ関係でしょうね。リーベは一般的なクロスバイクに採用されるVブレーキですが、マルチウェイは前輪がキャリパーブレーキで後輪がローラーブレーキという二種類のブレーキが付いています。
Vブレーキは制動性が強いので安心感がありますが、その分だけブレーキパッドが削られます。
こんなのがVブレーキ
パッドが減れば当然メンテナンス(パッド交換)が必要になります。
Vブレーキのパッド交換なんて慣れれば小学生でもできることですが、現実として積極的にパッド交換をしたがるのなんて自転車オタクくらいです。大抵の場合はお店にお任せします。
パッド交換の頻度は利用状況によるのでなんともですが、日常的な通学・通勤といった場合であれば半年に一回くらいは交換したほうがいいでしょう。面倒といえば面倒な話です。
対してマルチウェイの後輪に付いているローラーブレーキは原則として「メンテナンスフリー」です。Vブレーキ程の制動力はありませんけどね。
こんなのがローラーブレーキ
全くメンテナンスがいらないというわけではありませんが、極端なことを言えばグリスを流し込めばそれでいいので実質的にやることがありません。そもそも壊れることもほとんどありませんし。
壊れることが無いということはやることもないわけで。まぁ…そのまま乗る自転車ということになりますね。
価格の違いから考える
…というわけで『メンテナンスとか何もしたくない』という場合はマルチウェイなのかもしれませんね。泥除けもどうやら金属製のようなのでリーベのような破損の心配もありません。ただまぁリーベにしても別にそのまま乗ってしまっていいわけで。泥除けの破損も一日二日で起きるわけでもないですし。うーん…。
価格差はマルチウェイが52,000円でリーベが42,000円なのでちょうど1万円となっています。
個人的にはリーベの方が見た目も機能も好きなので何も迷うことなくリーベにしましたが、後々のメンテナンス費用を考えると金額的な差はなくなると言えなくもありません。
そうするともう見た目で選ぶしか…。
マルチウェイよりマークローザ?
実は(?)マルチウェイとほとんど同じタイプの自転車としてブリジストンのマークローザというものあります。シフトチェンジがグリップ式になっているだけでそれ以外は「全て同じ」といってもいいくらい同じです。
価格は定価で47,800円、狙ったようにリーベとマルチウェイの中間になっています。
・ブリジストン マークローザS7
https://www.bscycle.co.jp/items/bicycle/greenlabel/markrosa/
こうなってくるとマークローザの方に軍配が上がるかなぁ…。
「ルイガノ」というブランドネームが好きなのであれば迷うことなくマルチウェイだとは思いますが、『別にそんなのどうでもいい』ということであればマークローザになる可能性が高いでしょう。
ブリジストンは無料で保証制度を受けることが出来るという強みがあります。
・各種補償制度、防犯登録(ブリジストンサイクル)
https://www.bscycle.co.jp/support/insurance.html
流石大手!小さいところでやったら潰れます。
マークローザの方が変速も楽なので使い勝手としてもこちらが上でしょう。
個人的にはリーベが好きだけれど…
総合的に「リーベ」「マルチウェイ」「マークローザ」をランキングするとしたら…① マークローザ
② リーベ
③ マルチウェイ
…といった順になると思います。
マルチウェイよりはマークローザの方が使い勝手がいいでしょうし、リーベとマルチウェイを比べるとリーベの方が価格的なメリットがあるでしょう。
そうなるとリーベとマークローザの差になるわけですが、補償制度や製品検査の信用度を考えればブリジストンだろうなと…。
あれ?なんだかタイトル詐欺みたいになっちゃいましたね。
まぁ基本どれも同じ自転車なので見た目で決めちゃっていいんですけどね!
GIOS LIEBEに関する記事まとめ!
ブログ内で書いているリーベに関する記事を下にまとめました。・GIOSのLIEBEを買ったぞ!これは美少女中高生からシニアまで使えるおすすめ万能自転車だ!
・GIOSのLIEBEに付いているパーツを変更してさらに乗りやすくしました
・カスタムしたGIOSのLIEBEで50kmほど走ってみました
・GIOS LIEBEのカスタムマニュアル、最低限やることから魔改造まで
・LIEBEとMULTIWAY26を比較してみる
微妙に被っている面もありますが気にしない方向で。
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