日本国内で自転車に対する愛やらなんやらがある方は必ずキャットアイのサイクルコンピューターとライトに出会います。サイコンについてはその後の熱意と資本力によってガーミン様に移行する場合も往々ですが、ライトに関してはほとんどの場合でキャットアイを使い続けます。
なぜキャットアイのライトを使うかについては「他に選択肢が無いから」に尽きるのでしょう。
ライトについて信頼できるメーカーは現状キャットアイしかありません。一応他にも2社くらいあったりしますが知名度が皆無なので実質的にキャットアイの独占市場です。
ライトは大事ですので信頼性を何よりも優先するのは当然と言えます。サイコンは壊れても『不便だなぁ…』で済みますがライトは壊れたら生死にかかわります。いのちだいじに!
…で、そんなことを書きながらもぼくはサイコン・ライト共にキャットアイを卒業いたしました。
これからは中華LEDハンドライトだ!
キャットアイのライトは必ずしも正解ではない
自転車が趣味になってからおおよそ10年くらいになると思うのですが、ここにきてキャットアイのライトは使い勝手がよろしくなくなってきました。いやもちろん性能はいいですよ。でも例えばこういう場合に困るのです。
はい出ましたエアロハンドル、素人にはなんの恩恵もないやつです。
エアロハンドルの恩恵の無さは性能だけではなく「ブラケットを付けることが難しい」というのデメリットまで運んできやがります。少なくともキャットアイのライトブラケットはエアロハンドルには付けれません。
現在におけるエアロハンドル+ライトの正解となっているのが「ステム先にアダプタを付けて対応する」というものです。
これはステムにそれっぽいアクセサリーを付けて対応します。有名なヤツだとトピークのライドマウントとかがそれです。
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ステム一体型のハンドルだと、ハンドルの裏側にビス穴が付いていてそこに直接サイコンとライトが付けれるようになっています。セレブリティーandオシャンティー。
機能的に考えればこのアプローチが正解です。
ステム先に付けるということはタイヤの上にライトが位置どるということになります。光量と照射角度のバランスを考えればこれ以上の正解はありません。
…とはいえ、それも時と場合で変化するのが自転車というものだったりもするのです。
ステム先にライトをセッティングする場合の是非
このセッティングの問題点は大きく2つあります。①強度として足りていない可能性がある
②照射角度を変えることができない
結構な致命傷です。
ライトが壊れてなくてもマウント部分がへし折れたらどうしようもありません。舗装路限定であれば大丈夫なのかもしれませんが未舗装路に手を出しつつあるぼくにはリスクが高すぎます。
照射角度が変えられないというのも結構なストレスです。走行速度によって適切な角度は変わってくるので、10年経ってもへなちょこライダーのぼくとしてはちょくちょく角度を変えることが出来ないと不安だったりします。
まぁ結局のところ、自転車のライトというのはごく普通にハンドルの上に載っているのが一番都合が良いわけです。
最近のキャットアイは何か変なものばっかり作ります。リアライトとシンクロ出来るライトとかハンドルバーの下側に付けることを目的にしたライトとかです。
・リアライトとシンクロ出来るライト
https://amzn.to/2nfUy16
・ハンドルバーの下側に付けるライト
https://amzn.to/2nQnFbV
かっこ良くファッショナブルでもあります。でも、そんなものを作る前に「どんなハンドルでも対応できるブラケット」を作らないとダメでしょうに。
自転車デビューユーザーだとハンドルの上に「ジェントスの閃シリーズ」を付けているケースが頻繁にありますが(クロスバイクユーザーに多いですね)、要するにあれが正解ということです。
最初から最後まであのやり方を通してる方はかしこいです。ああいうのから入ってキャットアイに行ってこういうのに戻ってきたぼくは出来のわるい頭をしています。なんでこんなことに…。
「それはおまえがバカ野郎だからでしょう」
…というわけで『閃シリーズでも買ってればいい』ということになりそうですが、残念ながら閃シリーズでは光量が足りません。田舎の道はあれでは対応できない場合があるのです。
必要なのは「閃シリーズよりも明るいLEDハンドライト」…!
中華LEDハンドライトのコスパは異常である
とても検索しましたこれ。本当は「コスパ」とかいう単語が嫌いなのですけど使わずにはいられません。明るい・安いは当然のこととして、それ以上に重要なのがサイズ感です。
普段使いといいますか、災害等の緊急事態に使うことも想定しているので小さ過ぎたら持ちにくいのでちょっと。小さいと無くしそうですし。
しかしながら、大き過ぎたら自転車に付けたときのルックスが悪いことになります。ハンドルに固定することも難しくなるため機能的にもよろしくありません。
実際のところ閃シリーズでも明るいライトはございます。でもサイズが大きすぎてとてもサイクルライトとして使う気にはならないわけです。
小さすぎてもOUT、大きすぎてもOUT。このバランス感を満たした上で安くて明るいものは…と探しまくって見つけたのがコレなわけです。
中華品なのでメーカーなんて知るよしもありませんが、アリエク内ではそれなりに有名みたいな感じはします。
比較ためにマウスをおいてみました。ちなみにマウスはマイクロソフトの3500。名作マウスなのですが、現在はマイナーチェンジされたらしく酷評されてます。
・マイクロソフト Wireless Mobile Mouse 3500 GMF-00423
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88-%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AC%E3%82%B9-%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BCWireless-Mobile-GMF-00423/dp/B01LYQ4WDY/ref=dp_ob_title_ce
服とかでもそうですが、ロングセラー品は時間経過と共に大抵クオリティ下がります。
ライトの話に戻りますが、こちらはサイズ感が極めて素晴らしいのです。自転車のハンドルにつけても違和感がなく、手で持つにも不便を感じさせないギリギリのサイズ感。閃シリーズだとSG-335とかFLP-1807とかのサイズに近いですね。
かたちもいいですよね、先端のフレア具合が絶妙です。
理想としてはもう少したけ広がっていた方がミリタリーっぽくてかっこいいと思いますがそこまで要求しても仕方がありません。スマートなルックスのライトと考えれば最高のバランスともいえます。
ハンドルバーへのセッティングにはコレを使います。
シリコンストラップ~。
これならハンドル形状なんて無関係に付けることができます。
そして取り外しも角度調整もベリー簡単、ブラケットがバイクに残らないのでルックスの邪魔もしません。
明るさも申し分ございません。T6サイズのLEDが使われているので400ルーメンくらいはあるでしょう(この辺は知識が無いのでよく分からない)。つまりキャットアイでいうところのVOLT400と同等です。
光量の調節はできませんが絞りが付いてるので十分に対応は可能です。
というか慣れると絞り機能の方が便利であることに気付きます。田舎道だと照射範囲が欲しくなる場合が多々ありまして。キャットアイだと光量は調節できても照射範囲を広げることができないので不便だったりするんです。
そしてお値段450円。
バッテリーは別途必要になりますし、シリコンストラップに100円くらいしますが、それでも合計して1000円弱程度の出費で済みます。VOLT400は実売5000円くらいです、単純価格で1/5。やーすーいー。
…というわけで中華LEDハンドライト族になりましたという話です。このライトの詳細についてはそのうち記事にでもすると思います。
ちなみにサイコンも中華ですよ。
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必要十分でございます。
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