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ネット上にあふれている内容ではありますが、検索して出てくるものの上位を見て見ると結構「雑」なことをしている記事も多かったりするので書いてみました。
特に難しいわけでは無いのでサクサク進めてしまいましょう。付いている5つのネジを交換するだけなので作業としてはアッサリ終わります。
必要なパーツ(部品)について
さっそくですが本題に入りましょう。必要なパーツ(部品)は以下となります。- 超低頭小ねじ(M4×10mm) × 4本
- 超低頭小ねじ(M4×8mm) × 1本
- 六角袋ナット(M4) × 4個
- 六角ナット(M4) × 1個
- ワッシャー(M4) × 5個
- スプリングワッシャー(M4) ×4個
径は全てM4ですね。ちなみに合計すると350円~400円くらいになると思います、全てホームセンターで購入可能です。
超低頭小ねじは大抵は4個入り(単品では中々売っていない)なので微妙に勿体なかったりしますが、金額としては大したものではないので我慢しましょう。
袋ナットというのは普通のナットの上が半円で覆われているものですね、上の画像であれば一番右のものがそれになります。スプリングワッシャーは切り込みが入っていて少し浮き上がっているものです。
必要な道具について
必要な道具は以下となります。基本的には100均で揃う…はずです。- T15トルクスドライバー(※既存のネジを取り外すために使う)
- 12mmソケットレンチ(※既存のネジを取り外すために使う)
- 7mmソケットレンチ
- プラスドライバー
トルクスドライバーはマイナスドライバーで代用できる場合もあるので必ずしも必要ではありませんがあると便利です。オルトリーブ製品のネジは樹脂製ばっかりなのでちょっと間違えるとなめてしまいますからね…。
上がトルクスドライバー…というかネジ先をトルクスドライバーに変えられるものです。これはダイソーに売ってました。
12mmと7mmのソケットレンチは別々に買う必要性はありません。
このような感じで先だけ変えられるもので十分です。ちなみにこれもダイソーのもの。
最後のプラスドライバーがちょっと面倒だったりしますが…。
マルチツールの中に都合が良いものがあったのでそれを使いました。
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ソケットレンチにしろプラスドライバーにしろ、サドルバッグの中に突っ込んで使用するので軸の部分が長いと使えません。軸が短く90度に折れ曲がっているものを選んで下さい。
あると良いモノについて①
あると良い道具は以下です…といっても一つしかありませんが。https://amzn.to/2RyebMy
言わずもがなですがネジの固定力を上げる道具です。スプリングワッシャーを使っているので緩むようなことは無いと思うのですが、使った方が良いものであることは間違いありません。
ロックタイトは自転車を弄っているとどこかしらで使うはずなので持っていて損をすることはありません。固定力の違いで数種類がありますが中強度のものが一本あればOKでしょう。
可能な限り購入しておいた方が良いアイテムです。
あると良いモノについて②
これは完全に趣味ですね。ネジを塗装したい場合は使いましょう。- ミッチャクロン
- 金属対応スプレー
ミッチャクロンはスプレーの吸着力を上げるための下地材です。スプレーは何でもいいとは思いますが艶が出るものは避けましょう。樹脂がマットなので質感と合いません。
個人的にはカスタム感を出すためにあえてやっていません…といいたいところですが単純に面倒だったのでやっていません。本当はやった方がいいです、金属は思いの外目立ちます。
両方手元にあるんですけどね…前に使ったものがまだ残っています。
<関連記事>
シングルスピードカスタム① フレームを部分的に塗装してみる
ミッチャクロンを吹き付ける場合は簡単に脱脂をしておきましょう。本当であれば脱脂スプレーが良いのですが乾いた布で吹くだけでも十分です。脱脂スプレーはたまにamazonで100円で売っていたりします。
改造を始める
ではこれより改造を始めるわけですが…実際の所書くことが本当にありません、ネジを交換するだけの話ですからね。既存のネジを外す場合は、サドルバックの中に12mmソケットレンチを突っ込んでナットを固定してからT15トルクスドライバー(もしくはマイナスドライバー)で外します。
手が大きい方だとサドルバックの中でゴソゴソするのが難しいかもしれません。これについては事前に検証しておきましょう。
ネジを取り外したら交換作業です。
このサドルバックには5か所のネジがありますが、一か所を除いて留めるパターンは同じです。
その一か所はバッグの中心下部にあるネジですね(※画像上の赤い枠の部分)。他は袋ナットで留めるのですが、ここだけは普通の六角ナットで固定します。
『何故袋ナットを使わないのか』と言いますと、ここはマウントパーツがスライドする部分だからです。ここが出っ張っていると干渉して使い物になりません。
受け側を削るという荒業もありますがこれはやめましょう。プラスチックは所詮プラスチックです、いつか壊れます。
では新しいネジの取り付けですね。
まずは袋ナットで留める4個を見ていきましょうか。これは以下のように留めます。
上画像の点線にサドルの生地があると考えて下さい。左がサドルバッグの内側、右が外側です。
平ワッシャーを挟んだ10mmの超低頭小ねじをサドルの中から通し、スプリングワッシャーを挟んで袋ナットで留めます。使う道具はプラスドライバーと7mmソケットレンチですね。
スプリングワッシャーは固定度を上げるために必要です。平ワッシャーで代用しても悪くはありませんが、その場合はネジの固定力が下がりますし見た目も悪くなるのでメリットは何一つありません(スプリングワッシャーであれば袋ナットを被せると見えなくなる)。
ロックタイトはねじ先に塗っておいてもよいですし、袋ナットの中に垂らしておいても良いです。あまりベタベタと塗る必要はありません。
これで作業の4/5が終わります、とても簡単ですね。
では最後の一個である中央のネジに行きましょう。
ここで登場するのが8mmの超低頭小ねじです。1mmでも出っ張りが出ると干渉する…とは言いませんが10mmだと確実に引っかかりますので8mmでなければいけません。
このネジを締める順番については以下のようになります。
- 小ねじ → 平ワッシャー → (バッグ) → 六角ナット
基本的には他の4つと同じですね、上部分が六角ナット1個になるというだけです。
本来であれば固定力を上げるために六角ナットの下にワッシャーを挟みたいところなのですが、1mmのワッシャーを挟むだけでも干渉しそうになるのでどうしても六角ナット単品で締めるしかありません。
そのようなわけでこの六角ナット部分だけはどうしてもロックタイトが欲しいところだったりします。最悪の場合は金属対応している接着剤を使ってでも留めた方が良いでしょう。どうせ元のネジに戻すことなんて無いわけですから問題ないと言えば問題ありません。
これで作業終了となります。慣れてしまえば5分もかかりません。
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冒頭にも書きましたがこれは「必須」作業です(容量が10%以上変わります)。マイクロサドルバックユーザーの方は必ずやっておきましょう。
…まぁ『そもそもオルトリーブはいい加減仕様変更して売るべきだろう』だとも思ったりしますが、このカスタムが定番化してから数年経っても仕様が変わらないことを考えるとメーカーとしては関わる気が無いと判断するしかありませんのでセルフでやるしかありません。
マイクロサドルバックに入るパーツ・アクセサリーについては以下を参照されて下さい。
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