ロードバイクを10年続けて最終的に行きついた「ライドで携帯すべき道具」のまとめ

2018/09/27

パーツ・アクセサリー

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ロードバイクは数km程度を移動する場合でもアクセサリー・備品が必要になります。

要するに『パンクした場合にきちんと対応できるか』ということですが、このパンク修理に対応する道具を選ぶのは地味に大変です。

本来であれば時間をかけて自分なりの必要ツールをそれぞれ見つけるものですが、実際にのところ『最終的に行きつくもの』は皆さんほとんど同じです。ロードバイクは機能が単純ですからね、簡単に言えば「軽くて省スペースなもの」が圧倒的に正解なわけです。

そんな王道的なロードバイクの携帯品セットを紹介します。アレやコレやと検索するのが面倒な方は参考にされて下さい。


まずサドルバッグ、これはマイクロサイズが正解

まず最初の選択として『サドルバッグかツール缶か』というものがありますが、これについてはほとんどの場合でサドルバッグが正解となります。

ツール缶を完全に否定するわけではありませんけれど、やはりボトルのスペースを潰してしまうのは勿体ないですからね(※ツール缶の方が便利な場合もありますのでこれについては後記します)。

サドルバッグについては山ほど種類がありますが、選ぶべきサドルバックはオルトリーブのサドルバッグマイクロです。

ORTLIEB サドルバッグ マイクロ スレート 0.6L F9651

これは非常にコンパクトなサドルバッグです。

ロードバイクをはじめたばかりの方であれば『この程度の大きさで足りるの?』と疑問に思う方も多いと思いますが、これに対する回答は『このサイズで足りるようにアクセリーを選んで下さい』ということになります。道具に合わせてバッグを選ぶのではなくバッグに合わせて道具を選ぶということですね。

最初に結論を出してしまうと、このサイズであっても以下の物が入ります。



必要最低限の物は収納出来ますね。

最初のうちはアレもコレもとなってしまいがちかもしれませんが、原則として携帯品は「最低限」におさえるべきものです。実際パンクなんて滅多にしないので(※きちんとしたメーカーのタイヤであれば)、これくらいが良いのです。

参考までにサドルバッグの中に上のものを全て収納して重量を計ると750g前後になります。本当であればこれでもまだちょっと重いです、理想は500gですね。

ちなみにですが、チューブはサランラップで包んだ上で対応する太さとバルブの長さを書いておくと良いです。


写真だと分かりにくいかもしれませんが「18-25/60mm」と書いています。タイヤやホイールが増えてくると対応するチューブも増えますのでこのようなマメな作業をしておくと後々非常に楽です。

また、このサドルバッグは多少改造をする必要があります。

オルトリーブのバッグの内側にナットが出っ張っているので邪魔になります。たかがナットではありますがコレをやるやらないで使い勝手が大きく変わりますので必須作業だと思っておいた方がいい部分です。

このカスタムに関しては下の記事を参考にされて下さい。

<関連記事>
オルトリーブのサドルバッグ(マイクロ)のネジを交換して容量を増やすやり方

特に専門的な部品が必要になるわけではないので問題はないと思います。パーツ代金は400円くらいで揃いますし、工具に関しても100均で全て揃えることが可能です。

オルトリーブのサドルバッグは取り外しが簡単に出来るのもメリットです、いちいちストラップを外したりするのは面倒ですからね。自転車につけっぱなしは盗難が怖いので止めましょう。


その他のマイクロサイズのサドルバッグとしてはdhbやSciconが販売していますがこれらでは流石に容量が足りません。
 

マイクロで対応できない場合は別途購入しよう

サドルバッグはマイクロサイズが基本ではありますが、ホテルに泊まる場合やブルべに参加するような場合はどうしてもこのサドルバッグでは容量が足りません。

そうなると「別のサドルバッグ」を購入する必要があります。これは同ブランドのサドルバッグのMサイズかLサイズがベストでしょう。

ORTLIEB サドルバッグ M スレート

ORTLIEB サドルバッグ L スレート

これらはマイクロと取り付けアダプタが共通しているので使い回しが出来ます。ロードバイクが2台3台と増えた場合も楽ですね。

『最初からMサイズ、Lサイズ1個で済ますのはダメなの?』という疑問を持たれる方もいるかもしれませんがこれはとてもお勧めできません。大きいサドルバッグだとどうしても不必要なものを入れてしまいますからね…。

このような大型のサドルバッグは基本的には「よほどのこと」が無い限り使う場面はありません。上にも書いていますがホテルに泊まるときや標高の高い峠を攻めて防寒性が必要になる場合くらいのものです(※標高差がある場合は暖かい季節でも下りで凍えるときがあります)。


個人的にはホテル泊ではなくキャンプツーリングをメインにしているため、オルトリーブではなくトピークのバックローダーというものを使っています。

TOPEAK(トピーク) Back Loader バックローダー 6L BAG36700

重ねてかきますが、大型サドルバッグは原則的には『手を出すべきでは無いもの』です。

実際に使えば分かりますが使用感はとんでもなく悪いです。ダンシングなんてしようものならバイクが丸ごと持っていかれるような慣性が働きますからね…。

ちなみにトピークのバックローダーは「6L」「10L」「15L」の三種類がありますが、効率的に使えるのは6Lまででしょう。それ以上荷物を増やす場合は別の手段を考えた方が正解です。

大型サドルバッグを使用する場合はスタビライザーの併用が必須だと考えておきましょう。

ミノウラ(MINOURA) SBS-250 サドルバックスタビライザー

WOHO The X-Touring アンチスウェイ サドルバッグ スタビライザー

スタビライザーは今のところ上の2種類があります。使用するサドルバッグのサイズに合わせて選びたいところです。

最初はポンプから、スーパーミニポンプが最適

オルトリーブのマイクロはとても小さいサドルバッグであるためポンプも並行して小さいものでなければいけません。そうなってくるとエアボーンのスーパーミニポンプくらいしか選択肢がありません。

air bone(エアボーン) スーパーミニポンプ

『こんなに小さくて使い勝手はどうなの?』という意見も多々あるとは思いますが、個人的には『モバイルポンプなんて基本全部同じ』だと思っています。


これまでいくつかのモバイルポンプを買って来ました。確かにストロークが長いポンプの方が楽に空気を入れることが出来ますが、どこまでいってもモバイルポンプであるので限界はあります。

最初にも書いていますがパンクは滅多にしないのでこの辺りの利便性は切り捨てた方がメリットです。もしパンクしたらとりあえず走れる程度まで空気を入れてから近所の自転車屋さんを探した方がいいです。

パッチ修理キットも必要、オススメはパークツール

もし替えのチューブが無い状態でパンク…ということになるとチューブを修理してから使わなければいけません。

パッチキットについても様々な種類がありますし実際のところ何でもいいと言えば何でも良いのですが、個人的にはパークツールのVP-1をお勧めします。

パークツール(ParkTool) パッチキット パンク修理用パッチキット ヤスリ付 VP-1C
https://amzn.to/2Dtp5jY

このキットは付属ケースのサイズがとても都合が良いのです。

air boneのスーパーミニポンプは使用時にアダプタを付けなければいけないのですが、これをつけっぱなしにしておくとサドルバッグの容量が狭くなってしまいますのでよくありません。

そのような訳でアダプタは外しておいた方がいいわけですが、VP-1はそのアダプタを入れるケースとして都合がいいサイズ感になっているんです。


上画像の金色のバルブがそれに当たります。

パッチキットのケースは平べったいものが多いのでVP-1のような多少奥行きのあるケースは貴重です。予備のミッシングリンクも入れておけますので、ケース目的で所持しておきたい商品です。

ツールセットは必須ではない、あくまでも趣味の道具

自転車の携帯道具と言えば真っ先に連想するのがマルチツールセットかもしれませんが、実際のところこれは必須ではありません。

ツールの出番としてはポジションの微調整くらいしかありません。これはアレーンキー(※六角棒)が2本もあれば足りますので、わざわざ重たいツールセットを携帯する必要性はどこにもありません。ツールセットについては趣味の道具だということを前提にしておいた方がいいでしょう。

…とはいえ、紳士たるものツールセットの1つや2つは持っておきたいですよね(※淑女であればすいませんが)。日本は世界トップの災害大国です、何が起きてどんな道具の出番がくるのかといったことは中々分かりません。

そういった意味ではツールセットくらいは持っておきたいですし、あまり中途半端なものを所持していても仕方が無いのでは無いかと思う時があります。

TOPEAK(トピーク) Mini 20 Pro
https://amzn.to/2MYvLWI

個人的には上のモノを所持しているのですが、幸か不幸か実際の出番としてはほとんどありません。使うのもせいぜい6角くらいなので今のところ所持している意味はありませんね…。

TOPEAK(トピーク) ミニ 6 L
https://amzn.to/2ODIX8o

合理性を求めるのであれば上のツールセットがいいでしょう。

アレーンキーを単体で放置しておくと無くす場合も多いですからね。これくらいのサイズであれば紛失することもないですし、何より機能が6個というのが分かりやすくてGOODです、20個もあったところで使いこなせません。

タイヤレバーは何でもOK、そして2本で十分

タイヤレバーについては何でもかまいません。色が気に入ったもの、安いものをテキトウに買ってしまいましょう。

AZ(エーゼット) 自転車用 タイヤレバー3本セット CB002
https://amzn.to/2DqgVJ7

SCHWALBE(シュワルベ) 【正規品】タイヤレバー(3本セット) 新モデル
https://amzn.to/2xRrPkW

パナレーサー(Panaracer) タイヤレバー PTL 3本セット
https://amzn.to/2QX9ZGb

個人的にはシュワルベのタイヤレバーが好きです。タイヤレバーは3本も入れる必要はありません、2本あれば十分ですね。

無くてはならない鍵の話、これはcropsで妥協する

これについてはあまり無責任なことが書けないので原則的に自己責任であるという前書きの下に進めていきたいと思います。

自転車の鍵は『どこまで妥協するか』で決まります。

頑丈なものを求めればそれだけ重くなってしまいますのでライドにおいてはデメリットです。市販されている「最高強度」の鍵を持ち歩くと何kgになることか…。そのようなことはとても現実的ではないのでどこかで妥協しなければいけません。

crops(クロップス) Q3 SPD08/Φ3×1800mm
https://amzn.to/2xO3tZD

crops q3はセキュリティレベルとしては最底辺といえるかもしれません、なにせ100均のニッパーですら切断出来てしまいますからね。

とはいえ、その手の人間に本気を出されたらそこそこの鍵であっても"瞬殺"なので何を使ったところで絶対的な安全保障が無いということも確かです。

この鍵は「コンビニで5分休憩する」といった限定的な用途となります。もしこれ以上バイクから離れるということであればcrops q3に何かを追加して対応しましょう。

crops q3はセキュリティとしては最低辺ですがワイヤーで全体を固定できるという大きいメリットがあります。フレームだけをアースロックしているとホイールが回ってバイクが傾いたりしますので危ないです。

q3はサブセキュリティとして優秀なので『買ったけど使わない』ということにはならないと思います。電車で輪行するときなんかも自転車を固定させる場合に使えます。個人的にはウォレットロープとして使ったりもします。


併用する鍵として軽量で効果の高いもの…ということであればABUSがベストでしょう。

ABUS BORDO セキュリティレベル7 【日本正規品/2年間保証】
https://amzn.to/2N1GS0X

こちらは450gという軽重量でありながらABUSのセキュリティレベル7を達成している唯一無二のブレードロックです。堅固で軽いものとなるとこれ以上の選択はありません。

abus製品には盗難保証が付いているのもメリットと言えます。

盗難見舞金制度について
http://www.diatechproducts.com/abus/tonan.html

これについては公式サイトを参照された方がいいと思いますが、要点だけ抜き出しておくと『セキュリティレベルは7以上が良い』ので、この鍵がバランスとして最も優れていると言えます。

個人的にどうしても強い鍵が必要である場合に使っている物はABUSの685 Shadow(750mm)です。

ABUS 685/75 SHADOW BLACK RF 85-3603091102 85-3603091102
https://amzn.to/2R9lKtc

この鍵を選ぶ理由は収納性の高さによるものです。チェーンロックは折り曲げることが出来るのでツールボトルに収納させることが出来ます。



大きなツール缶に収納して空きスペースを更に有効活用するというやり方もありますが、レザインのコンパクトツールボックスを使うとまるで専用設計のようにすっぽりと納めることが出来ます。

LEZYNE ツールケース【日本正規品/2年間保証】
https://amzn.to/2NNkQ7t

スマートに鍵を収納・持ち歩きたいといった場合はこちらの方がいいかもしれませんね。

財布も専用を用意する、透明だと最高です

必ず必要というわけではありませんが財布も専用のものを用意した方がいいです。

財布ということになると大体の人が革製のモノを使っていると思いますが、アレは不必要に重量・体積がありますし、汗で汚れた手で触りたくないという場合もあるでしょう。サイクリング(というかアウトドア全般)には向きません。


個人的には上画像のものを使っているのですが今は売られてないんですよねぇ…。この財布は半透明なので中身を見ずにざっくりと確認できるところがとても便利だったのですが。

まぁ似たようなものは沢山ありますのでテキトウに検索すれば何かしら見つかるはずです。冷蔵庫の中になるジップロック等を流用するというのもアリでしょう(※長期間は使えませんので注意です)。

財布を選ぶ場合は生地が薄くて柔らかいものが良いです。場合によっては折り曲げないといけないときがあります。生地が固いと邪魔にしかなりません。

財布の中には現金以外では免許証・保険証のコピー・緊急連絡先のメモを入れておきましょう。何があるか分かりません。

隙間はエナジージェルで埋める、小さいビニール袋も必要

サドルバッグにしろツール缶にしろ必ず隙間が生まれます。この隙間については放置しても構わない部分ですがどうせなら有効活用したいところでしょう。

こうなると役に立つのがエナジージェルです。細長で半液体なので荷物を邪魔することなく押し込むことが出来て非常に便利です。


エナジージェルに関してはwiggleでテキトウに買うのが一番お得です。

amazonでも売られてはいますが値段が倍以上しますので勿体ないです。テキトウなチューブや予備ケーブルをまとめて買えば送料無料のラインは簡単にクリア出来ますし、送料を負担することになってもwiggleの方が多分安く買えます。

http://www.wiggle.jp/

amazonで「スポーツようかん」等を買うのもアリと言えばアリなのですが、かたちが崩れてしまうことも多々あるのでこの場合は上手く収納するように注意しておきたいところです。

井村屋 スポーツようかん あずき 40g×10個
https://amzn.to/2xO4a5b

エナジージェルにしろスポーツようかんにしろ袋がベタベタなのでそのままポケットに入れるようなことは出来ません。100均で小さいビニール袋を買っておきましょう。

最後の一押し、超軽量のウインドブレーカー!

自転車の天敵は栄養補給(水分補給)と気温です。

栄養補給についてはコンビニや携帯食でカバーすることが可能ですが、意外に難しいのが気温に対する対応です。暑い分には水分を取れば問題ありませんが寒くなったときが困ります。

下手に身体を動かすと汗冷えして逆効果だったりしますし、都合良く上着が手に入ることなんてまずありません。入手するのが難しいものであるので「常備」しておくことが最善です。

そういった場合に適切な上着ということになると、モンベルのEXライトウインドパーカーがベストになります。

モンベル EXライトウインドパーカー
https://amzn.to/2Q3UcDZ

サイクルウェアブランドもポケッタブル仕様のウインドブレーカーは販売していますが体積が大き過ぎるのがネックです。この辺りの要素はまだまだアウトドアブランドが強いですね。

画像には写っていませんが収納を工夫すればギリギリサドルバッグに収まります。笑えるくらいペラペラのウインドブレーカーなのですが、あると無いとではいざと言う時の対応が大きく変わってきます。

類似品としてパタゴニアのフーディニというウインドブレーカーもあります。

パタゴニア patagonia M's Houdini Jkt
https://amzn.to/2N0WrG8

見た目や生地の質感としてはフーディニの方がスタイリッシュでかっこいいのですが、体積がモンベルのものよりもやや大きいのがネックですね。工夫すれば入ることには入りますが、簡単に収納しようとするのであればEXライトウインドパーカーが良いでしょう。


フーディニはフーディニでとても役に立つので日常ツールとして所有しておくのは正解です。EXライトウインドパーカーは生地が薄すぎてちょっと怖く感じる時があります。


夏でも汗だくでコンビニに入ったときなんかは寒かったりしますからね…。

最初は『こんなペラペラの服に1万円とかアホかよ』と思ったりもしますが、使い始めるととんでもなく便利なことに気付きます。今となっては手放せない道具になりました。

ツール缶の出番もあります、ただし基本的に冬

ここまで書いたことがロードバイクの携帯品の基本的なセットです。

このセットでほとんどの季節に対応出来ますが、より効率の良いライドを目指す場合は寒い季節であればツール缶を使用するという選択肢も大いにアリです。

寒い季節であればウォーターボトルを1本にしても不都合が無いのでボトルのスペースが空きます。そのままボトル1本+サドルバッグでも良いのですけれど、サドル位置に重量が増えると走行性能が低下するのでフレームに移動させた方が合理的です。

サドルバッグは山ほど種類がありますが、ツール缶についてはあまり種類がありません。


色々試しましたが最終的に行きついたのはシマノが売っているごく普通のツール缶です。

SHIMANO(シマノ) ツールボトル ブラック/シルバーロゴ Y9S0TLBTL
https://amzn.to/2Q3kTbU

最近だとセミハード式で中心から2分割出来るものが台頭してきています。これは便利ではありますが容量が小さくなってしまうことがちょっと難点です。

ハード式で最も容量があるものはゼファールのZボックスですが、これはボトルケージとの相性がありますのであらゆる場合で最高になるわけではありません。シマノのツールボトルは大抵のボトルケージにフィットするので楽なんですけどね…。

ゼファール(Zefal) ツールケース Zボックス L [Z BOX L] 防水仕様 容量0.8L 重量130g サイズ調整可能 ボトル 7081
https://amzn.to/2DuBzaU

Zボックスを使用する場合は金属系のボトルケージの方が正解でしょう。金属であれば多少折り曲げて締めつけを調節することができますのでがっちりホールド出来ます。

ちなみにボトルケージの定番として扱われているELITEのCUSTOM RACEとの相性は極めて良くありません、走っていてボトルが動くのが分かります。この組み合わせを選ぶくらいならサドルバッグの方がいいですね。

ELITE(エリート) CUSTOM RACE SKIN BLK ・径:74mmノーマルボトル対応 ボトルケージ
https://amzn.to/2QWLB7h

CUSTOM RACEそのものは非常に良く出来ていますのでおすすめです。見た目もスマートですし、ウォーターボトルであれば大抵のものはしっかりと固定してくれます。

ツール缶を使用する場合はマルチツールの形状が重要になります。この場合はTOPEAK ミニ 6 Lを使うか、単品のアレーンキーを隙間に押し込めるのが正解です。

ウォーターボトルも一考しよう、どうせ買うなら1Lサイズ

ボトルの問題は極めて重要です。

携帯品については余計なものを持ち歩いても『邪魔だなぁ…』くらいで済みますが、ウォーターボトルに関してはそれこそ命に係わる場合もあります。

市街地でしたらコンビニ・自販機で簡単に補給も出来ますが田舎道や峠だと中々難しいですからね。ロードバイクは原則的に田舎で走るものなので困る場合も多いでしょう。

そうなると当然のことながらウォーターボトルの数を増やす…という思考になるわけですが、ここは一旦小休止をして別の考え方をしましょう。

今は様々なアクセサリーがあるので簡単にボトル数を増やすことが出来ますが、一番最初に考えるべきことは『ウォーターボトルのサイズを大きくする』ことです。

ELITE(エリート) OMBRA CLEAR/RED 950 ・径:74mm ・容量:950ml
https://amzn.to/2Ds4koB

Bidon zÉFAL «164 magnum plastique-noir - 1000 ml
https://amzn.to/2QT0RSZ

メジャーではありませんが1Lクラスのウォーターボトルも存在します。

コンパクトなウォーターボトルは大抵の場合で550mlサイズですが、550mlボトルを2個使うくらいなら1000mlを1個にしてまとめてしまった方が合理的です。750mlを3本使う場合であっても1000mlを2本使うのと容量はさほど変わりません。

レースをやるならまた別の話になりますが、趣味のロングライドであるならウォーターボトルは機能よりもサイズを優先した方がいいです。キャメルバッグは確かに便利ですけどね…。

大型ボトルを使用する場合はアジャスターの使用を想定

ツールボックスにしろウォーターボトルにしろ、大型のものを使う場合はフレームに干渉してしまって収まらない場合が多々あります。

このような場合はアジャスターを使用してボトルケージの位置を変えることで対応しましょう。

エヴァディオ ボトルケージアジャスター2 ブラック
https://amzn.to/2QV2cZp

カーボンフレームやアルミフレームだとチューブ径が太いので、フレームサイズが小さい場合はほぼ間違いなく干渉すると思っていた方が良いでしょう。

全体のまとめ

以上で記事としては終了です。かなり長い内容になってしまったので、ここまで取り上げた道具をまとめておきましょう。

最低限で済ませる場合の構成を考えると…

・サドルバッグ / ORTLIEB マイクロ
https://amzn.to/2QRbkhw

・ポンプ / air bone スーパーミニポンプ
https://amzn.to/2Q4NBcx

・パッチツール / ParkTool VP-1C
https://amzn.to/2Dtp5jY

・モバイルツール / TOPEAK ミニ 6 L
https://amzn.to/2ODIX8o

・タイヤレバー / SCHWALBE
https://amzn.to/2xRrPkW

・鍵 / crops Q3
https://amzn.to/2xO3tZD

・緊急用上着 / モンベル EXライトウインドパーカー
https://amzn.to/2Q3UcDZ

…といったラインナップですね。

モンベルのウインドブレーカーは必ずしも必須というわけではありませんので、これを除けば合計で9000円~10000円程度の金額になると思います(※チューブについては触れていません)。

これらに+αとしてあると良い物を追加すると…

・サドルバッグ / ORTLIEB M
https://amzn.to/2Q3S1jN

・サドルバッグ / ORTLIEB L
https://amzn.to/2DqUi7i

・スタビライザー / ミノウラ SBS-250
https://amzn.to/2QcSOz1 

・スタビライザー / WOHO The X-Touring
https://store.shopping.yahoo.co.jp/worldcycle/woh-m-xtour-sdlbgstb.html?sc_i=shp_pc_search_itemlist_shsr_title

・鍵 / ABUS BORDO LITE MINI 6055 60cm
https://amzn.to/2N1GS0X

・ツールボトル / SHIMANO
https://amzn.to/2Q3kTbU

・ツールボトル / Zefal Zボックス L
https://amzn.to/2DuBzaU

・ボトルケージアジャスター / エヴァディオ ボトルケージアジャスター2
https://amzn.to/2QV2cZp

…といったラインナップになります。

大型サドルバッグに関しては当然のことながらどちらか片方で十分です。

個人的にはLサイズをお勧めします。これくらいのサイズになれば抵抗感はほとんどかわりませんし、ロールアップ式になっているのでLサイズでも圧縮すればMサイズとほとんど変わりません。

ツールボトルに関してZefalを使用する場合はボトルケージとの相性があることを注意しておきましょう。

おまけ、自転車のライトについて

ここで触れてないものとしてはライト関係がありますが、これが中々難しいところで…。

基本的にはCATEYE製品を選んでおけば失敗はしないと思いますが、今では中華製品で安くて使えるライトがたくさんありますからねぇ…CATEYEの半額くらいで同等に近いものが購入可能です。

ライトはアクセサリー類の中では壊れやすいものですので、消耗品と考えると安価な中華製品を使い捨てていくのがよいのではないかと思ったりもします。

とはいえ「予算がある」「見た目にこだわりたい」といった場合はやはりCATEYEを選んだ方が良いでしょう。

キャットアイのライトは他のメーカーのアクセサリーと組み合わせることが出来るので汎用性が高くなっています。中華製品は製品として良く出来ていても他のメーカーに対応するアタッチメントを探すのが困難です。


キャットアイだとフロントタイヤの上にブラケットを取り付けたり出来ます。ハンドルバーにライトがあるとコントロール性が低下しますからね。

<関連記事>
ロードバイクにキャットアイのセンターフォークブラケット(CFB-100)を使う場合は非純正パーツと併用すべし!

フロントライトに関してはロードバイクがカーボンフレーム・アルミフレームの場合であればCATEYEのボルト800が良いでしょう。

キャットアイ(CAT EYE) LEDヘッドライト VOLT800 HL-EL471RC USB充電式
https://amzn.to/2PXZcde

個人的にはECONOM FORCEというモデルを使用しているのですが、これはぼてっとしたフォルムなので見た目としてカーボンフレームやアルミフレームといったチューブの太いものと相性があまり良くなかったりします。

キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト ECONOM Force RECHARGEABLE [HL-EL540RC] ブラック ニッケル水素充電池 エコノムフォースリチャージャブル
https://amzn.to/2R0KROR

クロモリやミニベロに付けると可愛いのですけどね…。

ちなみにVOLT800とVOLT400で迷う場合はVOLT800が正解です。価格差としては倍程度のものがありますが、長い目で見れば倍以上の恩恵があるはずです。

リアライトについては完全に好みです、キャットアイでもパナソニックでもレザインでも中華でも何でもOKでしょう。ただ「自転車本体だけではなくヘルメットにも付けておく」ということは忘れないようにしておきたいですね。

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