シングルスピードカスタム① フレームを部分的に塗装してみる

2017/03/16

シングルスピードバイク・ピスト

t f B! P L

自転車塗装、何気に初体験です。

本格的な作業ではありませんが、まぁこの程度くらいの塗装が一般的(?)には一番参考になるような気がします。買ってからハンドルくらいしかいじっていなかったシングルスピードのカスタム第一弾です。


買ったときからシングルスピード(Verenti Closer 2015)のフレームが微妙に気になっていたのですが、思い付いたことをいいことに塗装してみることにしました。


フォークやステーに入っているこの赤いラインが嫌だったんですよね。

Verentiのような自社生産のフレームのペイントデザインは極力シンプルにすべきではと思うのは日本人の感性なのでしょうか、ブランドが欲しい人は大手のメーカーに向かうと思うんですけどねぇ・・。

本来の自転車塗装は一度既存の塗装を落としてからでないといけないのですが、色々と理由をつけて上から重ね塗りすることにしました。理由としては単純に面倒だったのが一番ですが一応まっとうな理由もあります。完全に落として塗装をする場合は「焼き付け」という作業が必要なのですが、そんなことが出来る道具なんてありません。色々調べるとこたつの中に放り込むだけでもかなり違うとのことですが、そもそもこたつも無かったりします。

そんな訳で、今回は部分的にマスキングをしてその上からスプレーをかけるというお手軽なやり方でやってみました。




<シングルスピードのフレームを塗装してみる>


・染めQ エアゾール 264ml ブラック
・染めQ プライマー スプレー ミッチャクロン マルチ 420ml
・AZ(エーゼット) CBP-001 High Power ブレーキ&パーツクリーナー 420ml AW804
・SOFT99 ( ソフト99 ) ペイント ボデーペン ウレタンクリアー 08006

基本的に使った道具は上の4つ、マスキングはカラーテープとガムテープで行いました。本来はマスキングテープの方が良いのだと思いますが、まぁ塗装の上からのですからね。そんなに粘着成分が残ることもないだろうという甘い見通しでやってます。ちなみに全部Amazonから購入可能です。

基本のスプレーは染めQ、一応気を使ってこれを選びましたが後から思えば何でもよかったような気がします。プライマーは同メーカーのミッチャクロン。『とりあえずプライマーはいるだろう』ということで適当に選びました。ディグリーザーは何でもいいでしょう。Amazonで100円で売っていたものを買ってましたが、倉庫に転がっていたものがまだ残っていたので結局は使いませんでした。ウレタンクリアは定番のソフト99です。







上手くいってくれますようにと念じながらペタペタとマスキング。ディグリーザーはマスキングの前に使って塗装部分を脱脂しています。



プライマーを塗って15分ほど待ってから染Qでわさわさスプレーします。



塗装終了。



途中をかなり省略していますが何度も重ね塗りをしないとこの赤いラインは消せませんでした。面積に対して結構な量を使ったと思います。日の下での作業が出来なかったのでライトを当てて確認していきました。

一目瞭然ですがこのままでは表面がマットなのでよろしくありません。見た目上の差ということもありますが、上から塗っただけだとちょっとぶつけただけでも色が落ちてしまいます。保護という名目でさらに上からウレタンクリアを塗っていきます。




ウレタンクリアを塗装して光沢を確認、硬化後にマスキングをべリベリ剥がします。写真を撮るのを忘れてしましましたが、やっぱり継ぎ目の部分に段差が出来てしまっていましたね。仕方がないので更に上からウレタンクリアで段差を目立たなくしていきます。


更にウレタンクリアを塗った図、完全には消えませんでしたね・・・まぁ仕方が無い。




完成したものは下のようになりました。






完全ではありませんが思っていたよりも上手く行きました。ダウンチューブ中央の赤いラインは、もし上手く行かなかったときの視線誘導用として残したのですが杞憂でしたね。



反省点としてはウレタンクリアの分量ですね。

良く分からなかったのでこんなもんかなーという感じに適当に塗ったのですが、相当に厚く塗らないと元に近い光沢感を再現するのは難しいです。中途半端に塗るとむしろマットな感じになってしまうので逆効果になります。

実際に触った感じでもツルツルではなくザラザラだったりして違和感があります。一番目につくところとして重点的に塗ったトップチューブは光沢が再現出来ましたが、その他はちょっと微妙な感じとなってしまいました。ウレタンスプレーは「使い残し」が効かないので半日くらいで使い切る必要があります。実は3割くらい残しちゃったんですよねぇ・・・非常に勿体ない。 『こんなに量いらねーだろ?』と思いきや相当な量が必要のようです。液垂れを気にして薄くいこうとしたのが裏目に出ました。

後はそもそもマスキングをする必要があったのかどうかという面もあります。これは結果論でしかないのですが、部分的に重ね塗りするのであればマスキング無しでやっても良かったというか、多分マスキング無しでやった方がキレイに出来ました。ごく一般的な黒い塗装の場合は上からウレタンしてしまえば多分同じになるのではないかと・・・まぁこの辺は自己責任の範疇ですが。

『部分的にちょっと嫌だな』というフレームデザインであっても色がブラックであれば何とかなるのかもしれません。

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