品番は141M40WD87だ!
あまりにも良かったので複数買いです。
デニム離れと言われ始めてはや数年、最早そんな言葉すら聞かなくなりましたね。ボブソンが潰れまさかのエドウィンすら民事再生となる程に懐古調が泣いているデニム業界です。
なぜここまでのデニム離れが起きたのかなぁ・・と考えると、やはりファストファッションとスキニーパンツの定番化が大きいのだろうと思います。
FFについては言わずもがなですね。異常とも言える価格崩壊を引き起こし、モノによっては今までとくらべて1/10の価格でデニムが買えるようになりました。こうなると余程のデニム好きではないと今までの価格帯では買えません。
そして、多くのスキニーパンツはデニム生地では無くポリウレタン混合コットン生地を選びました。スキニーは細くないといけませんので生地を薄く出来るコットンに軍配が上がるのは当然のことなのでしょう。デニムは摩擦も強いですからね。
一部のブランドではストレッチ入りスキニーデニムの地位を確立しているものがありますが(ヌーディとか)、やはり街に出てみるとスキニーシルエットはコットンパンツが大部分を占めているように感じます。
・・で、ここからが本題なのですがこのデニムパンツはすごいです。
まず、オンスが16.5ozと非常に厚手。当然生デニム、ストレッチは入っていません。
夏場は暑いのでちょっと履くのに抵抗があるくらいです。昔はこれくらいの厚みがあるジーパンもたくさんあったんですけどねぇ・・。現在でもデニムブランドによっては20ozを超えるようなものがあったりしますが、あそこまでいくと流石に自転車でのペダリングは不可能でしょう。この16.5ozという厚さはしっかりとデニムを感じることが出来、かつ動作に抵抗がない範囲のギリギリだと思います。
この存在感は薄手の生地を使用しているファストファッションブランドには出せません。『昔のジーパンはこんなんやったんやで・・』とノスタルジーに浸れます。
次に、シルエットがとても綺麗です。
膝からぐぐっとテーパードがかかっているスリムなシルエット。ヘビーオンスデニムでここまでスマートなシルエットは中々見かけません。
ワタリがやや広めになっているもの自転車好きにとってはありがたいところ。細いはずなのに窮屈さを感じさせません。
自転車乗りにとってスキニーはある意味鬼門です。どうしてもふくらはぎが太くなってしまいますからね(※シングルに乗り出して明らかに太くなりました)。シルエットを優先するとふくらはぎがパツパツになり、ふくらはぎを優先するともはやスキニーシルエットではなくなってしまう。こんな現象を憂いている方も多いのではないでしょうか。こちらのデニムはそれを見事に解決します。
定価15000円ですけどこれ絶対に採算とれてないですよ。レプリカデニムメーカーなら+1万円くらいしてもおかしくないです。
たぶんあっさり赤字になって「もう作らない」となるんでしょうねぇ…。気になる方は買えるうちに買っておきましょう。
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