Focusriteの公式サイトにクレームを入れたらシステムを修正してもらえた話

僕としては純粋な問い合わせによるものだったのですが。

「Focusrite」という会社について知っている方は日本ではかなり少ないと思います。この会社はイギリスのオーディオ機器メーカーです。設立は1985年と比較的新しく、PC用のオーディオインターフェースやマイクプリアンプが代表製品となっています。

…で、このFocusriteは「NOVATION」という会社をグループに持っていたりします。

NOVATIONはFocusriteよりさらに新しい会社ですが、日本においてもMIDIコントローラーや安価ながらも面白いシンセサイザーを作っていることで結構な知名度があります。

この手の会社は買収が頻繁に行われるので今後どうなるのかは分かりませんが、とりあえず今のところNOVATIONとFocusriteはファミリーです。そんなわけでNOVATION製品を通販で購入する場合はFocusriteの販売サイトから行うことになるわけです。

ここからが本題なのですが、2019年も終わろうとしている12月の末日に偶然サイトを見たら前から『これ欲しいなぁ…』と思っていたシンセサイザーである「Circuit Mono Station」がニューイヤーセール中だったんです。


5万円がなんと2.5万円！半額！

しかも英国からの発送にも関わらず送料無料で関税等の負担も一切無いと書いてある(っぽい)！公式サイトの通販だから詐欺なんてこともありえない！

こうなると購入なんて当たり前となります。サクサクとアカウントを作ってカートに入れてよし決済！…しようとしたらこんな画面が出てきてしまいました。


…ん？£24690？何か最後で通貨単位が変わってる…

よく分からずに「£24690」をそのまま検索すると…


さんびゃくごじゅう…350万円！？

クレジットカード限度額を余裕でオーバーキルしてます、ははは。

いやいや、これはどうしたものか。ほぼ間違いなくシステム上のエラーでポンド表記になっているのだろうと思いますが、もしこれがそのまま請求されるような事態になったら笑うに笑えません。

『分からないことは聞くしかないですね？』ということで世間様がうかれる年末年始にFocusriteのチャットシステムを使うためにPCの前でもくもくと待機するわけですが、年末年始であるせいかカスタマーに繋がらないわけです。

『チャットはもうアカンわ…』としぶしぶ諦めてメールにてものすんごく雑なイングリッシュテキストを送信します。

「ORDER TOTAL says £24690！Really？is this true?」みたいな酷い文章でしたがPC画面のスクリーンショットを張り付けていたのでなんとか意味が伝わってくれたのでしょう。数日前に「システムがおかしかったので修正したよ」というメールがわざわざ届きました。流石紳士の国。

決済画面を確認すると確かに日本円表記に修正されていました。


…とはいえニューイヤーセールは既に終わっており結局買えませんでしたけど。僕の人生はこんなのばっかりです。