前回が短かった分今回がかなり長くなっていますが、作業そのものは特に複雑というわけではありません。
シフターとブレーキの取り付け
でははじめていきましょう。シフターを付けるためにハンドルを取り付けます。最近フラットバーばっかり握っているので久しぶりにドロップハンドルを持つとかなりの違和感があります。
取り付けるシフター(R7000)です。ちなみにR3000と比べるとかなり握りやすいです。
取り付けボルトの位置を確認します。
付属品もきちんとチェックしておきましょう。
シフターのハンドル取り付けが終わったらギアケーブルに付属品を通します。
マニュアルを確認して組んでいっているわけではないのですがこれでいいんじゃないですかね、他に取り付けるものが見当たりませんし。まぁ大丈夫です、多分。
次はシフターにブレーキケーブルを通します。
R7000は分かりやすいなぁ…。
どう見てもここしかないという所に通します、マニュアル要らず。
ちなみにブレーキケーブルはいつものLifeline。安さにつられて大量購入したのでストックが余りに余っています。
次はキャリパーブレーキの取り付けですがここは特に書くことがありません。
ナットを留めるだけですからね。ケーブルを留めるのはまだ先です。
フレームにケーブルを通す
ここからいよいよケーブルをフレームの中に通していく作業になります。とはいえ、このフレーム(BXT ROAD SL1.0)には最初からライナー管が通っていますので実際のところ簡単です。「外線よりもちょっとめんどくさい」くらいなものです。
完全に素のフレームであればライナー管を自分で通すか直接ケーブルを入れていく作業になりますが、これもちょっとした道具さえあればそこまで難しくはありません。
・ちょっとした道具
大変なのは「既にBBが圧入されているフレームに直で通す場合」です。
このフレームはBBの下で外に抜けているので干渉せずに済みますが、リアステーの先っぽからケーブルが抜けるようなフレームだとBBとの兼ね合いが発生します。
まぁBBを取り外せれば比較的に楽ですが、もし「BBを取り外すことなくやれ」ということになると完全に手探りでの作業です。ストレス耐性のない人間がやると数分でフレームを叩き壊したくなること請け合いとなります。
では作業を開始しましょう。
まずはリアディレイラーのケーブルを通すところからやっていきます。
テキトウな長さのアウターケーブルを用意します。ケーブル内線の場合は外線と比べて必要となる長さが短いので余分を持って切り取れます。
ここで書く必要はないかもしれませんが最初に使うアウターケーブルはやはり余裕を持たせておくべきだと思います。ケーブル関係は二回三回調節すると決めておく方が失敗がありません。
ケーブルカッターはダイソーの200円商品を使います。
パークツールのケーブルカッターだと5000円近くします、なんとお値段1/25!
パークツールのケーブルカッターも所有しているのですが…ぶっちゃけ使い古したパークツールと比べると新品ダイソーの方がいいかもですよ。パークツールよりダイソーの方が強く握らないといけませんが(※握りやすさは断然パークツールが上)そのぶん断面が潰れにくいです。
切断した後に端部をカッターで形成したりするマメな方であればむしろダイソーの方が都合よかったりするんじゃないかとも思います。もしケーブルカッターを持っていない自転車ユーザーは今すぐダイソーに走りましょう。
何だか脱線してしまったので作業に戻ります。
ギアケーブルアウターの先端にキャップをはめます。
ちなみにギアケーブルはプラスチック製でブレーキケーブルは金属製という違いがあります。まぁアウターケーブルの太さがギアとブレーキでは違うので間違えることは無いのですがマメ知識として覚えていても良い部分です。
では作業にもどります。
ケーブルにアウターを通してから…
ライナー管にケーブルを入れていきます。
あとはこのままケーブルを最後まで通してからライナー管を引き抜くと…
こんな感じになるわけですね。
もしギアケーブルを交換する場合はこの逆の手順…つまりライナー管をケーブルに通せば元にもどすことが出来ます。
そんなわけで一度使ったライナー管は大抵の場合で再び出番がくることになります。捨てないように保存しておきましょう…まぁその辺のホームセンターで普通に買えるものでもありますが。
兎にも角にもこれがケーブル内蔵フレームの基本です。完全インナールーティングはまた別ですがこれくらいなら外線とさほど変わりません(それでも外線の方が楽ですけど)。
同じ要領でフロントディレーラー用のケーブルとリアブレーキのケーブルも済ませます。
フロントディレーラーのケーブルは角度が付くことになるので通すのにやや手間取るかもしれません。フレームを下から見上げて作業すると楽です。固定ローラーで作業をすればギリギリ確認できるスペースが作れると思います。
リアディレイラーの取り付け
ケーブルが通ったのでリアディレイラーの取り付け作業をはじめます。取り付けるリアディレイラーはR7000系の105、シャドータイプの新しいやつですね。
リアディレーラーを取り付けてケーブルを通します。
アウターケーブルはこんな感じになりました。
シャドーディレーラーは本体が出っ張らない代わりにケーブルが出っ張ることになります。ロードコンポでははじめて使うので勝手がいまいち分かりません。もう少しケーブル長さを詰めた方がいいような気がしますね。
フロントディレイラーの取り付け
とりあえずリアディレイラーはこれで良しとして、フロントディレーラーに移りましょう。FD本体+バンドアダプターを用意して…
取り付けます。こちらもR7000系、メカメカしててかっこいいです。
どこでケーブルを固定するのかと探してみると…
上部が着脱可能なキャップになっていました。
ここで挟み込むような形で留めるわけですね。
確かに今までのものよりも合理的な気がします。調整ネジも全て同じ面に並んでいるので感覚としても分かりやすい。ネットでよく言われる「R7000はFDがいい」というやつが分かる気がしますね。
チェーンの取り付け
FDが終わったので最後にチェーンを付けます。11S用のチェーンです。毎回のことながらコマ数を数えるのが結構な手間です。
11S用のチェーンカッターを持っていなかったのでamazonで急遽購入。お値段は1000円程度。
このチェーンカッターは個性的な作りで面白いです。
切断!安いながらも普通に使えました。
具体的な使い方は…購入ページのレビューに詳しいことを書いている人がいたのでそちらを見た方が早くて確実です。
・11S対応チェーンカッター
あとはカットしたチェーンをセットすれば…
完成!これで変速調節作業が出来るようになりますね。
とりあえず組み立て終了
…という流れで組み立て終了です。普通に完成車の状態になりました。そこそこボリューム感があるフレームなのでディープリムが良く似合います。
あとは調整して実走ですが…きちんと走るのか不安です。精度が何かちょっと…。
リアホイールは固定ローラー用ということでアルミリムを付けています。フレームに負荷がかかるのは特に問題もありませんがカーボンリムに負担がかかるのは困ります。とても気に入っているので長く使いたい。
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別ハイトを買い足してもいいくらいに気に入っています。
調べて知りましたが11S対応の安いホイールって中々ないんですね。固定ローラーでしか使わないのでどれだけ鉄下駄でも良いのですがそれでも見つかりません。
wiggle・CRCといった大手からアリエクまでかなり検索したんですけどねぇ…。それっぽいのを見つけてもホイールセットの販売しかしていなかったり。固定ローラーなんでリアだけで良いわけで。
結局amazonでワイズロードが売ってるシマノホイールを買う運びとなりました。
・ワイズが売ってるシマノ11S対応リアホイール
お値段6000円程、探せば4000円くらいで買えると思ってたのですが甘かったです。まぁ6000円なら我慢ですかね、カーボンホイールの寿命が延びると考えれば安い買い物と言えます。
ちなみにグループセットもアリエク購入品です。
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アリエクで買った105(R7000系)のグループセットが届いたよ
ギャンブル好きな方は一興です。
記事からかなり時間が経ってますがBXTのその後はどうなってますか?
返信削除ずっと室内仕様なのでしょうか?
感想が知りたいです。
よろしくお願いいたします。
おはようございます、ブログ書いてる人です
返信削除このフレームは実家に帰ったときに使う用なので全然乗れてないです、中々向こうに行けないのです、そんなわけでレビューを書ける段階でもないなというやつです
何度か乗った触りの感覚としては「まぁ柔い」です、ふにゃふにゃです、バキバキフレームがお好きな方には無理でしょうね
言い換えればゆるく乗りたい場合は向いてます、そんなわけでぼくには向いてます、フレーム硬いと関節がー
とはいえタイヤクリアランスがMAX25Cなのでその辺どうなのかなとも思います