中華格安多機能サイコン「GIYO M4」を買ったので使い方と評価を書くぞ!

2019/03/06

パーツ・アクセサリー

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前回からの続きでございます。

<関連記事>
中華格安多機能サイコン「GIYO M4」を買ったので設定方法を書くぞ!

設定方法については上を参照されて下さい。


中華製格安多機能サイコンGIYO M4の使い方

ではさっそくですが始めていきましょう。

・電源とバックライト

電源を入れる場合は左側面にある電源ボタンを長押し(2秒くらい)します。

バックライトは二段階用意されており、これは電源ボタンを軽く押すことで「バックライトOFF」→「バックライト弱」→「バックライト強」と切り替えることが可能です。

・基本画面について

下が基本画面になります。


説明するまでもないかと思いますが、上から時計回りに「現在の速度」「走行距離」「走行時間」「現在の心拍数」「現在のケイデンス」が表示されています。

なんでもないようなことですがこの価格(4000円台)で5要素表示ってすごいことです。


キャットアイのパドローネスマートは3要素しか表示してくれませんからね…。

5要素表示できるパドローネプラスもありますがこれは定価だと16000円です、センサーが付属するものは22000円になります。

全く同じ機能というわけではないので同列には扱えませんが単純に値段を比べればキャットアイの1/4以下です。うーん…。

・画面表示を変更する

基本画面の状態で右側のボタンを押すと表示の変更が出来ます。



1回押すと平均値(AVG)、2回押すと最大値(MAX)に表示が切り替わります。3回押せば最初の画面に戻りますよ~。


・ライドを計測する

ライドの計測は中央のボタンからスタートです。


計測が開始されると左上に「再生マーク」が点灯しますので確認は簡単です。


もう一度ボタンを押せば計測停止です。左上が停止に切り替わったのが確認できます。

一度計測を「ON」にすれば停止・再始動は自動で行われます。スピード・ケイデンスセンサーが5秒以上停止した場合は自動的に計測が停止され、再びペダルを回すと計測ボタンを押さなくても自動的に計測が再開されます。

では実際にちょっとクランクを回してみます。


38秒ほど回して停止したのが上になります。クランクは回っていないのでゼロ表示、ホイールは慣性で回転しているのでまだ速度表示が残っています。

心拍の部分が気温になっていますが、どうやら心拍計を付けていないと気温表示になるようです。

<修正>
計測モードをOFFにすると気温表示に変わるようです。


右のボタンを押して平均を見てみました。計測時間の平均値なのでケイデンスの数値が復活しましたね。

カロリーは平均消費量ではなくその期間に消費した(おおよその)数値です。体重とケイデンスからざっくりと導きだした数値だと思われます。


もう一度右のボタンを押して最大値をチェックします。この部分でODOが見れます。


TOTは休憩時間(=計測をストップした時間)を含めた上での総合計時間です。一度もストップしない場合はTMと同じ数字になります。


再生ボタンを押せば再び計測開始となります。

・ライドを記録する

次は新しいライドを記録するための操作に移りましょう。一度ライドを完全に終わらせないと次のライドを記録したときに不都合ですからね。


ライドを完全に終わらせる場合は中央をボタンを長押ししてください。ライドが終わると左上が時計のマークになりリザルトを見ることができます。


リザルトモードの状態で右のボタンを長押しすると最初の画面に戻ります。走行距離がゼロになっているのが確認できますね。


・ラップモードを使う

最後にLAPモードの使い方に入りましょう(※LAPについては個人的に使わないのでさらっと行きます)。

LAP計測は「計測記録中に」左側のボタンを押すことで入れます、それ以外では入れませんのでご注意を。

計測位置は画面上部に表示されるので確認できます。デフォルトでは1:LAPですがLAP計測をするごとに2:LAP、3:LAPと増えていきます。LAPの記録回数はどうやら99回までいけるようですね。

LAPが複数あってもリザルトモードの使い方は同じです。

中央をボタンを長押しするとリザルトの結果を見ることができ、リザルトモードの状態で左のボタンを押せばそれぞれのLAPの記録を見ることが出来ます。

もしLAPが3つある場合は「1:LAPのリザルト」「2:LAPのリザルト」「3:LAPのリザルト」 「1~3:LAPを統合したリザルト」を確認できます。

統合したリザルトも表示することができるため走行中に操作を誤ってリザルトを複数作ってしまっても問題はありません。統合リザルトの場合は「〇:LAP」の最初に「AL(オール)」という表示が付きます。

GIYO M4を使ってみた評価

まだまだ使い始めたばかりですが「早急に壊れない」と仮定すれば、100点満点中120点付けれます。精度にも問題は感じません。キャットアイを使用した感覚と同じです。

特に室内でトレーニングをする場合はこれ以上のものがあるのかどうかという話です。ローラーであればGPSが付いてても意味がありませんからね、むしろ電池消費が激しくなるだけなので逆効果となります。

唯一の不満点は心拍計測です。

GIYO M4は心拍の平均値を出すことが出来ません。…いやまぁ出せることには出せるのですが、心拍の平均値は計測モードがONになっている状態でしか表示されないようになっています。


上が固定ローラーを1時間回した結果です。平均25km/h、冬の間何もしないとこうなります。

ちなみに消費カロリーは388cal。ロードバイクを1時間走った場合の消費カロリーは500cal程度だと言われることが多いので、数字としては全く当てにならないというわけでもなさそうです。

まぁ「ロードバイクを1時間走って500cal」なんて何のアテにもなりませんが。超軽量カーボンで平地をゆっくり走れば500calも減らないでしょうし。

話がちょっとずれましたが停止モードがOFFだと心拍の平均値が出ていないことが分かりますね。上の方で「計測モードをOFFにすると気温表示に変わる」と書いていますがこれは平均値や最大値でも同様ということです。


計測モードを再開すると心拍の平均値が見れます。

どうしてこんな仕様になっているのだろうか…。まぁOFFにしなければ表示されるので大した問題ではないと言えばそうなのかもしれませんが。

とはいえ、この不満点を差し引いても評価は変わりません。これだけの機能がついていながらこの価格は評価せざるを得ないでしょう。

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