国内通販だけではなく海外通販まで使うような人間ですので当然のことながら国内の個人売買系…平たく言えばヤフオク・メルカリもよく利用します。
特にヤフオクは「くじ」や「クーポン」が頻繁に発行されるので(※メルカリでもポイントが貰えたりしますが)ちまちまと目を通すのですが、これがどうにも裏目に出ているようにしか思えないときがあります。
これについては色々あるのですが(※"ヤフオク 改悪"とかで検索すると山ほど出てきます)、最近『流石にこれはおかしいだろう』というものが始まったのでそれについて書いてみます。
普段ヤフオクを見ない方であれば分からないとは思いますが、頻繁に利用される方・或いはヤフオクに出品している方はお気付きになるのではないでしょうか。
開催時期の長さがどう考えてもおかしいですね。
"改悪"続きのヤフオクがいよいよおかしくなりつつある件について
メルカリの台頭によってヤフオクはかなり劣勢に立たされています(※ヤフージャパンが公表している売り上げ高を見れば何となく予想が付きますので調べてみると面白いです)。実際今年の頭に大幅なテコ入れを行ってユーザーからドン引きされたことをご存知の方も少なくないのではないかと思います。何だかんだいっても個人売買サービスの筆頭ですからね。
個人的にはyahooの株主でもないですので文句を付ける筋合いもなく、ヤフオクが「フリマ化」するのは当然だと思いますので反発するような気持ちもありません(そもそもオークションというシステムが非効率だとしか思えない)。
…とはいえ上のキャンペーンはどう考えてもおかしい話ので無視することも出来ませんが。
「フリマ(フリマアプリ)化」のストロングポイントが"即断即決"であることはどなたにでも明白なところでしょう。フリマはオークションのようにちまちまと時間を待ったりすることなく提示された価格で即決出来て便利です。
このスピード感を巧みに利用してメルカリはあれよあれよと言う間にヤフオクの地位に追いついてしまいました。インターネットが当たり前になった今の時代で「めんどうなサービス」が生き残るのは至難の業です。
…とはいえ、そんな即断即決が魅力であるフリマにおいて"長期間キャンペーン"を展開なんてやったら逆効果にしかなりません。
ユーザーからすれば『いいクーポンが出るまで買わないようにしよう』となるだけですので結果的にはオークションをやるのと同じです。競合者が他人であるか未来の自分であるかの違いといったところでしょうか。いずれにしても取引の回転率は確実に低下します。
これが「ポイント還元」的なものであればまだ理解出来る面はあります。
ポイントであれば『別にそんなものどうでもいい』という購入層も多いので、このキャンペーンを単なる"おまけ"だと考えることも出来るでしょう。
しかしながらこのキャンペーンはクーポン発行による"現金割引"です。これを無視出来る購入者なんてそうそういません。
割引率が高いクーポンを引ける確率はさて置くとしても、『最大で1万円引きになるクーポンを発行します』なんて書かれていたら大抵の購入者がこのクーポンを引けるまで待つでしょう。そう、12/25という長期間まで…。
トータルで考えればヤフオク側は圧倒的にマイナスです。
12/22~25くらいの終了間際は取引量が増えるでしょうが、12/3~12/20くらいの間は激減することが目に見えています。『後半になれば取引量が増える』といってもその頃には既に商品を見慣れてしまって購買意欲が低下している場合も多いでしょう。
まして12月の後半はクリスマスシーズンです。
他のサイト・サービスでもっと良いものがもっと安く購入出来る可能性も極めて高いので、高割引のクーポンが当たったとしても必ずしもヤフオクを利用する理由にはなりません。
こんなキャンペーンをやったらヤフオクは自分の首を絞めるだけですね。広告としても効果があるのかよく分かりません。
うーん…なんでこんな逆効果なキャンペーンを展開するんでしょう、内部に他社のスパイでもいるんでしょうか。ヤフオクの中の人に是非お話を聞きたいものです。
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