いつものように取り付け方法をレビューしていきたいと思います。
今回はマニュアルを読めば大丈夫・・とはいきませんでしたね。もし一人で組み立てるということになるとそれなりに道具をそろえておかないと難しいと思われます。
箱から取り出した図。既に組み上がっているので分かりやすいです。
付属パーツの拡大図。専用のレンチが付いています。
取り出して並べてみるとこんな感じです。とてもシンプルですね。
マニュアルに記載されている耐荷重。やけに細かい数字まで記載されています。
天板を水平にするためにアームの長さと位置を試行錯誤。アームは交換すれば良いだけですが、受けの部分がやけにがっつりと固定されており位置をずらすのがちょっと大変でした。
ちなみにフロントフォークへの設置です。
このラックを使うユーザーさんの半分以上がフロントフォークに付ける予定なのだと思います。リアであれば普通にキャリアを付ければ良いだけですからね。
天板がおおよそ水平になったことろでフロントフォークへ仮止めしていくのですが、マニュアルにかいてある穴が良く分からない・・・。
数分眺めてようやく発見。
フォークにベルトを通して専用レンチで締め付けていくのですが、これが中々上手くいかない。
単純に締めつけるだけなら簡単ですが「キャリアの天板を平行かつ中心に固定した状態で締める」というのは一人では手が足りません。フロントフォークに取り付ける場合はクリアランスが広すぎるため、横から抑え込む役目を担う人員も必要になります。
一人ではどうしようもないので荷物固定用のベルトで無理やりクリアランスを狭くすることにしました(リアに設置する場合はいらないかも?)。これで横から締め付ける人手をカバーします。
写真に撮るのは忘れてしまいましたが、キャリアをセンターに固定するためにさらに上から紐で吊ったり引っ張ったりしています。遠目から見たら蜘蛛の巣のようになっていました。
やや大変でしたが設置終了です。少しでも重心を下げるためにタイヤとのクリアランスはギリギリに設定しています。
次はオプション品である「Thule Pack 'n Pedal Side Frames」の取り付けです。
これが無いとサイドにパニアバッグを取り付けることが出来ませんので購入せざるをえません。足元を見られている感が無きにしも非ず・・・。
箱から取り出した図。何の工夫もなくそのまま入っていました。
サイドフレームは説明書を見るまでも無く簡単に取り付けできますがここで小さなカスタム。
ステンレスのパイプを用意します。
直径16mmの巻きパイプ、近所のホームセンターで400円くらいで売っていました。本当は巻きパイプではなく溶接された丸パイプがよかったのですが見つからなかったので仕方が無い・・・。
長さを測ってパイプカッターで切断します。アルミとちがって柔いステンレスなので切っても金属カスは出ません。そんなわけで室内でやってもOKです。
切断終了。潰れたらどうしようと少し心配でしたが問題無く切れました。
キャリアにパイプをはめてみてズレないことを確認します。これがどうしてもやりたかったというか、これをやらないと買う意味が無かったというか。
パニアバッグのメーカーは多数ありますが、キャリアに固定するプラスチック部品はほとんど直径16mmに合うサイズで作ってあります。
・・にも関わらず、キャリアで使われているパイプ径はほとんどのメーカーが16mm未満のものを採用しています。そんなわけで単にキャリアにパニアバッグ付けただけでは当然ながら隙間が出来てしまって固定力が下がります。これはロングライドにおいてはとんでもなく大きなストレスです。何なんでしょうねこの意味のない規格化は。
オルトリーブ等であればアタッチメントが付いていますのでそういう現象を防ぐことが出来ますが、ジャイアントのパニアバッグにはそんな気の利いたオプションはございません。もし固定力を上げようとするならユーザー側でなんとかする必要がありますが、アタッチメントを自作するようなことは難しいのでどうしてもキャリア側のパイプ径を何とかする必要があります。
そうなるとこのツアーラックはこの上なく都合が良いものでした。
パイプを取り外しすることが出来るので、その上からより太いパイプを通してしまえばそれで終了です。既存の金属キャリアでタイプを太くするには切断して溶接しないといけませんからね。それは流石に面倒ですし値段がいくらかかるかも分かりません。
パイプ間のクリアランスはガムテープで適当に埋めました。これでパニアバッグをしっかりと固定できるキャリアの完成です。いやもう本当にパニアバッグはこれ以上ないくらいに固定されてないとダメです。
ちなみに追加するパイプの重量は83gでした。両方で160gの重量増ですが、この程度でパニアバッグの固定度が上がるのであればウェルカム。
この小技はとても便利なので是非活用してもらいたいですね。
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