おそらく世の中に数百種類はあるであろう自転車用サドルバッグ。まぁ基本的にはどれも似たり寄ったりな感じですが、dhbのMicroサドルバッグはとても絶妙なところを突いている良い感じの一品になっています。
容量は0.4L、重量は35gです。
最初手にとった時は『いやいや小さすぎだろコレ』という感じになりますが、いざ荷物を入れていくと意外に入っていくという魔法の(?)サドルバッグです。
何よりもルックスがスマートですよね。
サドルバッグのルックスが嫌いという方はあのシートポストに巻くベロクロが見えてしまうのが嫌なのではないでしょうか(※自分がそうなので)。dhbのMicroサドルバッグは容量が小さいのでサドルとシートポストの二段固定では無くサドルに一本ベルトループを通すだけです。容量が小さいのでこれでも振れるようなことはありません。
小さいことは良いことです。
気になる容量ですが、これだけのものが入ります。
・予備チューブ(25C)
・タイヤレバー×2本
・ミッシングリンク
・パンク用シール
・マルチツール
・ダイヤルキー×2個
・小銭入れ
これだけ入るなら十分でしょう。
まだほんのわずかですが空間に余っている感があるのでチューブは32Cくらいのものでも大丈夫だと思います。ポンプが入らないのは残念ですがこれは流石に仕方が無い。
ちなみにダイヤルキーは普通に鍵として使っています。ホイールのスポークに引っ掛けるだけですが水分補給くらいでしたら(今の所は)大丈夫ですよ。前後に付ければ風で倒れるようなこともありません。難点は鍵を付ける場所が限定されることとスポークに負担がかかることですが(リムハイトが低い場合はギリギリタイヤにから回せます)。場所は金網の柵じゃないと理ですね、とはいえ地方のコンビニなんて大抵が金柵で囲われていますので大丈夫なことがほとんどです。
タイヤレバーとマルチツールは選別する必要がありますね。長いタイヤレバーだと入りませんし、大型のマルチツールだと内部の整理が面倒になります。このマルチツールはトピークのものですがいい感じに収まってくれました。薄型であることが効いています。
あれこれやってさらにここまで入ることを確認しました。ダイヤルキー(2個)をcropsのQ3に変更し、ビニール袋に包んだエナジージェルを1本追加した形です。チューブは限界まで圧縮しています。ちなみにこの状態でサドルバッグに入れるとおよそ500g程になります。
やっぱり直方体の効果は大きいなとしみじみ感じます。バイクパッキングを試行錯誤している最中ですが、四角形のバッグは本当にパッキング方法が分かりやすい。大きいものから入れて行けば自動的に無駄なく収まりますからね。
変形しているものは入れる順番を考慮しないとスペースに無駄が出来てしまいます。サドルバッグなんてその典型でしょう。ほとんどのものが四角形の立方体なんだか三角錐なんだかよく分からない形ですからね、よっぽど上手く使わないとデットスペースが出来てしまいます。
気になる(?)値段はわずか1200円程度と格安プライス。dhb恐るべし・・・。
非常に軽く作られているので一般的なサドルバッグのような耐久性は期待できない感じはしますが、構造的にライド中に落下するようなことは無いはずです。一本のマジックテープで全体をくるっと回して固定するかたちなので、もし落下するとしたらマジックテープの粘着力が落ちるかマジックテープそのものが千切れる場合です。粘着力は使っていれば確認出来ますし、この程度の容量でテープが千切れることは通常では起こりえないでしょう。
生地の弱さはどうしようもありませんね。ハードに使うのであれば最長でも1年くらいが限界なんじゃないかなぁと思ったりしますが値段が値段なので予備で幾つか買っておいて損をすることは無いでしょう。
・・・という訳でおすすめです。
<wiggke URL>
http://www.wiggle.jp/dhb-micro-%E3%82%B5%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0/
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