そろそろやることが無くなってきました。シングルスピード(ピスト)においては自転車の用途を決める重要な要素であるクランク・チェーンリング・リアコグの変更です。
今までは購入時のままの状態であるフロント48Tで使っていたのですが、流石にそろそろ厳しくなりましたのでギア比を変更することにしました。当然ですが下げる方向です。本来(?)であれはコグを変えることで簡単に変更できる部分ですが、フレームサイズが小さいためかクランクを小さくしないことにはこれ以上小さく出来なかったので仕方がありません。
前回の記事「シングルスピードカスタム③ ステアリングの変更」
<シングルスピードカスタム④ クランク・チェーンリングの変更>
今回購入したクランクはこちら、SENQI固定ギア自転車クランクセット44T(170mm)です。前回ブレーキで微妙に痛い目に合ったメーカーですが、それを買うよりも前にこちらを買っていたんですよね・・。
何の飾りっ気もないあっさりとしたクランクとチェーンリングです。
チェーンリングだけを購入するという選択肢もあったのですが、なかなか都合の良いものが見つからなかったのでクランク毎交換することにしました。厚歯のチェーンリングは中々売っておらず、売っていても結構高めの値段設定だったりします。
ちなみにシングルスピードのようなコッタレスクランク(※BBの軸が四角形になっているもの)を抜く道具はこちら。軸が長い六角レンチとコッタレスクランク抜きがあれば大丈夫です。コッタレスクランク抜きはだいたい1500円くらいで売られています。
使い方は側面のナットを外したあとに、コッタレスクランク取り付けて「押し抜く」だけです。コッタレスクランクの可動部分をスパナで回していけば外れる仕組みとなっています。逆にクランクを取り付けるだけなら六角レンチだけで取り付け可能です。
取り外したクランクが左、新しいものが右です。半周りくらい小さくなっています。
恒例の重量計測。良い機会なので完成車付属品のFSAを測ってみると・・900g!重い!
完成車重量は9.6kgと比較的に軽い自転車にも関わらずこの重量でびっくりです。ちょっ頑張ればアンダー9kgくらい簡単だったようですね。クランクとサドルとシートポストを変えればあっさりと到達できる数字です。
Verenti Closerは良く出来たシングルスピードだなと再度実感します。これがアンダー4万円(※セール時ですが)というのは驚異的としか思えません。もう一度売ってくれたらありがたいんですけどねぇ・・・カラーリング次第では買い足してもいいと思えるくらい気に入っています。
SENQIのクランクはチェーンリング付きで644g、250gも軽くなります。
さらに細かく計測、クランクのみでは529g。
チェーンリングのみで91g。
ついでに元のクランクも計測、クランクのみでは651g
チェーンリングのみで222g。
最終的に出来上がったのがこちら。前のクランクに44Tのチェーンリングとチェーンガード(140g)を付けました。SENQIのクランクでもよかったのですが、FSAのクランク長さの方が短かった(165mm)のでこちらを優先です。
ハンドルをブルホーンからフラットにしたことでハンドル位置が相当手前に来てしまったので、必然的にサドル位置も後退させなければいけません。そうなると並行してペダルとの位置が離れてしまうので、少しでも短くしておいた方が良いだろうなと・・・まぁそんな感じです。実際にはクリートを使うわけでもないので大差無い部分だとは思ったりもしますが。
完成したものがこちら、以前とほとんど変わりません。チェーンリングガードは合っても無くてもどっちでもいのですが、まだまだ寒いのでとりあえず付けておきました。フロントの小さいチェーンリングを隠すという意味合いも無くはありません。
フロントの歯数を小さくしたことでようやくリアコグを大きくすることが出来るようになりました。選んだ歯数は20T、以前は18Tでしたので数字としてはあまり変わらないのですが、実際の大きさを比較するとかなり違って見えてきます。
ついでとばかりにフリーギアも入れてみました。
固定コグはwiggleの安物ですが、こちらはシマノ製のしっかりとしたフリーギアです。歯数は色々考えた挙句に結局固定と同じ20Tを入れました。
ちなみにフリーギアは取り付けだけならこれと言った工具は不要です(一応スプロケ抜きで締めてはいますが)。取り外す場合は専用工具+モンキーレンチが必要となります。
この辺りはユーザーさん次第で色々変わってくる部分だと思いますが、セオリーとしてはどうなんでしょうね?歯数を変えるにしても、チェーンの長さは変えられないのでせいぜい2T差くらいが限度です。この2T差で巡航速度も結構変わってくるのですが、今回は全体的にゆったりめの構成なので20Tでゆるゆる行くのが妥当だろうと・・・まぁそんな感じです。
このギア比44T/20T≒2.2では計算上はおよそ25km/h程度が最高速度である計算です。44T/18Tであればおよそ28km/hまで上がりますので結構な差が生まれてくる部分です。クロスバイクやロードバイクに乗られている方であれば分かると思いますが、25km/hは中々に低速でむしろストレスを感じるくらいの速度だったりします。完全にゆとり仕様の自転車にグレードダウン(?)させました。
こういった計算はスマートフォンのアプリを使うと非常に楽に行えますので、自転車ユーザーの方は入れておくと何かと便利です(※web上の計算プログラムより楽です)。 アプリ検索で「自転車 ギア 速度 計算」等を入れると沢山出てきます。
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