余分な要素は一切無し、しかしながら必要なものは全て揃っています。
これからキャンプツーリング用の自転車を買われる方は是非候補に入れて欲しい秀逸な一台です。ちなみにコナはアメリカのメーカーです、やはりこの手のバイクはアメリカに軍配が上がりますねぇ・・。
KONAのTONKは旅用クロモリロードバイクの決定版かもしれない
あまりダラダラと書いても仕方がありませんので結論から書いてしまいましょう。今まで見つけたキャンプツーリング用のロードバイクの中では最も高いバランスでまとまっている一台です。個人的に「旅をするための自転車」にとって必要だと考えている要素は以下なのですが、このTONKには全てが揃っています。
・振動吸収性の高いレイノルズクロモリフレーム
・視認性の高いカラフルなボディカラー
・アップライトでホイールベースの長いジオメトリ
・30Cまで装着可能なロングブレーキ仕様
・前後にダボ穴
・安い
<URLリンク>
http://konaworld.com/tonk.cfm
全体を見渡して素晴らしいの一言。上にまとめた要素はキャンプツーリング用のロードバイクとしてはごく当たり前のものですが、TONK以外ではこれを満たすバイクはほとんど見当たりません。
まずフレームのチューブですが、レイノルズ520が使われているのが素晴らしい。
フレームはクロモリであれば何でも良いというわけではありません。値段が高ければ良いというわけでもないですし、逆に安ければ良いというわけでもありません。用途に合ったものが必要となります。
レイノルズ520はシングルスピードで使っていますが、ぬるぬるとした走りで振動吸収性の高いチューブです。レース向きではありませんが疲労を抑えることが大切になってくるライドにはうってつけでしょう。KONAではよりヘビーユースを想定されているROVE STというモデルも展開されていますが、個人的にはTONK(レイノルズ520)の方がよいのではないかと思います。ROVE STのチューブはこれといった記載がないので未知数なんですよね・・是非試乗してみたいものです。
フレームカラーもカラフルなので夜間走行も気持ちですが安心感がありますね(実際には大差無いのでしょうが)、ちなみに2016年モデルは鮮やかなグリーンカラーでした。KONAは展開されているカラーリングがころころ変わるメーカーです。もし自分の好みにストライクなカラーが発売されたら買わないと後で後悔するかもしれません。工場で塗り直しを頼めばそれだけで3万円4万円はかかりますからね。
ジオメトリもアップライトなので疲労が少ない(はず)です。ヘッドチューブ・ホイールベース共に長く確保されているので正にロングライド専用といったジオメトリです。
ちなみに上であげたROVE STのホイールベースはもっと長かったりします(※脅威の1000mmオーバー!)。ホイールベースが長いので必然的に到着できるタイヤの太さも大きくなります。サイトを見る限りではTONKは最低でも30mmまで使えるようですが、パーツを変えれば32mmくらいまではおそらくいけます。
そして値段が完成車価格で\109,000(税抜)と非常にお買い得。
コンポーネントは最低限ですがレースではないので問題は無いでしょう。キャンプツーリングバイクとしてはサーリーが代表的ですが、サーリーだとフレームだけでこれくらいの値段が求められます。キャンプツーリングはえてしてトラブルに合うことが少なくないため、あまり高いものだと尻込みしてしまうことがあります。これくらいの値段であれば『壊れても気にしない』といった気持ちでガンガン使っていけるのではないでしょうか。
KONAのTONKには「旅に必要なもの」が全て揃っている秀逸な一台です。これからキャンプツーリング用の自転車を買われる方は是非候補に入れて欲しいバイクです。
0 件のコメント:
コメントを投稿