基本的なスペック情報は公式サイトに記載されているため改めて書くまでもないと思いますが、サイトに記載されていない範囲で得られたものを書き出してみます。
ちなみにカラータイヤにするとこんな感じです。タイヤは黒い方が合っているような気がしますね。
<バイク情報について>
「完成車重量は9.6kg程度(TT520mm)」
家庭用体重計なので正確ではないと思いますが、何度か計測して9.6kgに落ち着きました。測定はペダル無しで行っています。簡単に軽量化が出来る部分としては、汚れ防止スぺーサーを外せば100g程軽量化が出来ます。トラックスタジアム内であればブレーキを取り外して500gくらい削れそうですが、これは現実的ではありませんね・・・。
ちなみに定番シングルスピードであるFujiのフェザーは9.2kgと公式サイト書いてあります、ただフレームサイズが記載されていないので正確なことろは分かりませんが・・。フェザーはかなり小さいサイズまで展開されているため同サイズであれば実際のところは変わらなかったりするのではないかと思ったりします。
下はジオメトリをコピーしたものになります。
XS | S | M | L | XL | ||
---|---|---|---|---|---|---|
身長 | cm | 162 - 170cm | 168 - 176cm | 174 - 182cm | 180 - 188cm | 186 - 192cm |
フィート | 5′ 4″ - 5′ 7″ | 5′ 6″ - 5′ 9″ | 5′ 9″ - 6′ | 5′ 11″ - 6′ 2″ | 6′ 1″ - 6′ 4″ | |
股下 | cm | 71 - 76cm | 77 - 81cm | 79 - 85cm | 83 - 89cm | 87 - 92cm |
インチ | 28″ - 30″ | 30″ - 32″ | 31″ - 33″ | 33″ - 35″ | 34″ - 36″ | |
XS | S | M | L | XL | ||
---|---|---|---|---|---|---|
トップチューブ(水平換算) | mm | 520mm | 550mm | 560mm | 570mm | 590mm |
トップチューブ | mm | 520mm | 550mm | 560mm | 570mm | 590mm |
ヘッドチューブ | mm | 95mm | 105mm | 125mm | 145mm | 170mm |
ヘッドチューブアングル | 度 | 72° | 73.5° | 73.5° | 73.5° | 74° |
シートチューブ角度 | 度 | 74° | 73° | 73° | 73° | 72.5° |
シートチューブ(中心から中心まで) | mm | 484mm | 504mm | 524mm | 544mm | 574mm |
シートチューブ(中心からトップまで) | mm | 520mm | 540mm | 560mm | 580mm | 600mm |
チェーンステイ長 | mm | 405mm | 405mm | 405mm | 405mm | 405mm |
ボトムブラケットのドロップ | mm | 58mm | 58mm | 58mm | 58mm | 58mm |
フォークオフセット | mm | 45mm | 40mm | 40mm | 40mm | 35mm |
ステム長 | mm | 60mm | 80mm | 80mm | 100mm | 100mm |
クランク長 | mm | 165mm | 165mm | 165mm | 165mm | 170mm |
スタック | mm | 496mm | 510mm | 522mm | 551mm | 578mm |
リーチ | mm | 396mm | 388mm | 400mm | 401mm | 409mm |
「ホイールの重さについて」
かなりずっしり来ました。ロードバイクとは違いスプロケットカセットが付いてないのでもっと軽いと思ったのですが・・・。
通販サイトでホイールブランドをさらっと調べてもMAVICくらいしかトラック用のホイールが見つかりませんね。MAVICのELLIPSE(エリプス)というホイールが見た目も素敵で1900g。海外通販を回って360ユーロで売られているサイトを見つけましたが、それでもやはりバイク本体より高くなってしまいます。
ホイール重量はフロントが1000g・リアが1250gといったところでした。リアは固定ギアとフリーギアが付いている状態ですので、実際には前後共1000gといったところなのでしょう。
ELLIPSEはペアで1900gとのことなので交換すると100gの軽量化になりますね。たった100gでは魅力は無いかなぁ・・。
この程度であれば軽量化を諦めてルックスに走るという方法もありそうです。
大して調べてもいませんがディープリムのセットホイールで安いものもあるようです。こちらのホイールはフロント1080g、リアが1160gとのこと、ちなみにリアは両切りだそうです(※右側にも左側にもギアがつけれるものを両切りと呼ぶそうです)。
この場合リム面はどうなっているんでしょうね?うーん・・良く分からない。
「スプロケット(16T)はノーブランドっぽい」
ブランド名が何も書かれていないため、おそらくノーブランド(wiggleオリジナル?)なのでしょう。ちなみにギア比は3.0(フロント48T/リア16T)となっています。そういえば規格はどうなっているのでしょうね、wiggleはイギリスの会社なのでISO規格なのでしょうか。
「シートポストは角度調節可能、でも短くて重い」
あまりに安いシートポストは角度調節できないものもありますが、これは可能でした。
別サドルが付いている状態ですが結構重いですね、620gあります。
サドルの重さが330gなので、シートポストの重さは290g程度になります。290gのシートポストは安価な完成車としては軽い部類のように思いますが、このシートポストは長さが非常に短く実寸で250mmといったところになっています(※フレームサイズで違いそうな気もします)。250mmで300gは中々です。
カットして軽量化を目論んでいたのですが切る部分がほとんどありませんでしたね。特にカスタムする予定は無いのですがシートポストだけは変えた方が良いかもしれません。ちなみに径は25.4mmのようです。
「付属サドルはVELO製で360g」
重量としては特に重い訳ではありませんが、やたらと大きいせいか重たく感じます。公式サイトには「4ZA Fixie saddle」と良く分からない名称になっていましたが実物はVELOでした。OEM品なのかもしれません。
「ホイールハブはよくあるWコグ」
説明が前後していますが、フリー+固定になっているWコグ使用です。
「ドロップハンドルがおまけで付いてきました」
何故だか分かりませんが、ドロップハンドルが付いてきました。プルボーンハンドルがよかったのでそのまま使っていますが何となく得をした気分です。ハンドル位置に慣れない場合はドロップにして下ハンですかねぇ・・でもブレーキの位置が良く分かりません。
「プラぺダには一応クリップが付いていました」
プラぺダはよくあるプラぺダです。クリップも付いていましたので、完成車を買えばとりあえず必要なものは全て入っています。ついでに言えば15mmのレンチもついていました。
「タイアクリアランスはやや余裕あり」
デフォルトのタイヤはKENDAの25Cですが、クリアランスにはまだ余裕があるため28Cまではいけそうです(30Cまでいくと厳しいかも知れません)。
ブレーキパッド間のクリアランスは25Cでギリギリ通ります(ちょっとひっかかりますが、引っ張ると抜けます)。ホイールを外す場合に空気を抜いたりする必要はありません。
<バイクの乗り心地について>
極めて良いです。流石レイノルズ520、振動吸収性が非常にGOOD!特にカスタムは必要では無いですね、現在のままでOKです。ここまで滑らかだとタイヤサイズをもっと大きくしたくはなりますが。
ブレーキがTEKTROなのがちょっと厳しいところでしょうか。「止まらない」という感想は頻繁に聞きますが本当に止まらなくてびっくりしました。猛スピードを出す自転車ではないので大丈夫なのかもしれませんがブレーキシューだけは交換した方が良さそうです。ワイヤーテンションも強めが良いですね。
まだ未知数な部分も多いですが、現時点においても¥50000-程度でこれだけのバイクが買えるというのは十分に評価出来るのではないかと思います。中学生・高校生のときにこれくらいのバイクを持っていたらなぁ・・・なんて思ってしまいます。