ロードバイクの海外通販においての注意事項はWEB上にたくさん置かれていますが、意外と「なんでコレを書いていないのだろうか」と思うことがあったりします。
「リアハンガーが入手可能であるか確認すること」
とんでもなく大切なことなのですが、意外と紹介されていません。リアハンガーはフレームの後輪部分とリアディレーラーをつなぐ金具のことを指すのですが、このリアハンガーというものは基本的にフレーム毎に違う形をしています。同じブランドでしたら共通している場合もありますが、違うブランドのリアハンガーを使いまわすことはできません。
仮に日本で代理店がないようなマイナーなブランドの完成車を購入し、リアハンガーが変形・破損したらどうでしょう。・・・とんでもなく困りますね。サードパーティメーカーが様々な形の純正品ではないリアハンガーを売っていたりする(※ピナレロモデルといった感じで名前が付いていたりします)のですが、取り付けてみないことにはフィットしているのか分かりません。
修理(修正)して再利用出来なくもないですが、基本的に一度曲がったものは使うべきではありません。メジャーブランドであればこれといって問題ありませんが、マイナーブランドを選ぶ場合はリアハンガーが入手可能であるか確認しないと危険です。リアハンガーはたかだか1000~2000円程度のものです。これが買えないことで何十万円もしたロードバイクに乗れなくなることほど悔しいものはありません。
「完成車と同時にアクセサリを買わないこと」
海外からの輸入ですので当然ながら関税がかかります。自転車というものは基本的に無税なのですが(※地方消費税はかかります)、衣類等には関税が掛かってきます。税関というものはしっかりしているようで適当な面もあり、個人輸入に関してはこの関税の扱いが安定しません。例えば、30万円の完成車と2万円のサイクルウェアを同時に購入したとします。この場合は購入金額全体の32万円に関税が掛けられるケースもあれば、サイクルウェアの2万円だけに関税が掛けられるケースもあります。この差はかなり大きいです。
また、滅多にありませんが相手側が送料を節約するために完成車の箱に他のものを詰めて送られてくる場合もあります。海外の梱包に日本のような丁寧さを期待することはできません。最悪「返品」となった場合も完成車単体で注文しておいた方がスムーズにいきます。
いずれにしても完成車は単体で注文したほうがリスクが低いです。同時に様々なパーツを揃えたくなりますが、しばらく時間をおいて注文するようにしましょう。wiggleでは高額商品購入後はプラチナ会員になったりしますので、こうなると割引率が上がったりします。家宝は寝て待てとはいいますが、あまり慌てない方がいいですね。