ロードバイクのハンドル位置が高いのはダサくありませんからね！

愚痴というか文句というか。

この前久々にお店に顔を出したら学生さんらしき方々がそんなことを話しておりましてですね。『ハンドル位置が高いのは無い』『サドル位置は高くあるべき』『ステムの突き出しも長い方がいい』等等。

いやまぁ感性は人それぞれでよいのですけれど、間違ってるところは正した方がいいよね…。

『ハンドル位置が高いとダサイ』のは原則的にレースバイクの話です。サドルの位置もね。ここを間違えてしまうのは中々に残念なものがあります。

ロードバイクといっても種類は色々あって、例えばクラシックなランドナーでハンドル位置を下げてもそれはコンセプトとして矛盾しますし造形のバランスとしてもおかしいわけです。

最近のレースバイクなんてスローピングのバーゲンセールみたいな感じですし。スローピングフレームでハンドル位置下げてもなぁ…。

スローピングフレームでルックスを良く見せるのってかなり難しいのです。

スローピングフレームはホリゾンタルと違ってハンドルとの一体感がありませんからね。こういう場合はスペーサーを挟んでステムとフレーム間で距離を取ってあげた方が整います。ツライチにしようとするとシルエットがきれいにならないんですよ。

スローピングフレームでバイクルックスを気にするとしたら…とりあえず15mmくらいのコラムスペーサーを挟んでからトップチューブの角度と同じになるステムを付けるところからです。

最近のフレームだと10度ステムとかが必要ですかね。あんまり無いんですよね10度。シマノのPROシリーズとかFSAが10度だったような…。探すの大変です、たぶん中華ではどれだけ探しても無いと思います。

シートポスト長さとステム長さは原則比例関係です。シートポストが長くなるようであればステムも伸ばす、シートポストが短くなるようならステムも縮める。

スローピングフレームだとこんな感じでバランスを求めていくしかないので、一律で『こうすればいい』みたいなことを言うのは難しいのですよ。

まぁなんでしょうね…「フレームの性質にフィットしてないポジションはかっこいいorわるい以前の問題である」という話です、たぶん。

ゆるいバイクは素直にゆるく乗った方がいいっすよ。