全然乗ってない…と見せかけて最近ガンガンに乗っております。理由はそれしか自転車が手元にないからです(中華ロードはしばらく室内調整)。手元にファットバイクしかないなら当然それに乗るしかありません。ヒルクライムから近所のスーパーに行くのもファットバイクです。
ダイソー 新潟魚沼店にて
風景的にさぞ浮いていることでしょう。本来ファットバイクのような自転車は田舎ほど適しているのでちょっと残念です。一家に一台あっていいと思うんですけどねぇ。
…で、2カ月くらい前にタイヤのサイズを変えまして。
タイヤの種類は以前と同じSchwalbeのJumbo Jim Addix SnakeSkinですが太さが違います。以前のタイヤは4.8インチでしたが今は4.0インチです。0.8インチのサイズダウン~。
画像で比べてみるとこんな感じになります。
before
after
うーん…違いが分からないので何の参考にもならないですね。スマートフォン内のデータを探しはしたもののタイヤ径を比べた写真が見つからず。
何の参考にもならない写真を貼っても仕方がないので図に描いてみます。図形ソフトを使ったので比率は正確なはず…。
こっちの方がずっと分かりやすいですね。あくまでも数字上の円を描いているだけですが1.5周りくらい小さくなっているのが分かります。
面積で計算すると…
・4インチ=2×2×π=4π
・4.8インチ=2.4×2.4×π=5.76π
比較すると4/5.76≒70%、4.8インチの状態から比べると70%まで小さくなっていることになります。表記としてはたった0.8インチ違うだけですがエアボリュームの差は相当なものです。
つまり今回の話は「ファットバイクの4.8インチブロックタイヤを4インチブロックタイヤに変えるとどうなるのか」ということですね。
4.8インチ→4.0インチ
結論から書くと「全方位に向けて使いやすくなった」と言えます。あくまでも個人的な感覚なので過信されても困りますけれども。タイヤが小さく・軽くなったことで巡行性能や登坂性能(ファットバイクにそんなものがあるのかというツッコミは野暮だ)は確実に強化されます。
まぁこれについては当たり前の話ですけどね…4インチの方が200g軽いので両方買えれば前後で400g軽くなることになります(※カタログ重量だと4.8インチは1290g、4インチは1090g)。そりゃ楽にもなりますわよ。
とはいえ、当然ながら楽になると言っても劇的なものではありません。
巡行性は「甘く見て1割」くらいは改善されると思います。これは速度だけでなく加速度の向上やロードノイズがやや軽くなることによる複合的な感覚によるものです。数字として平均速度が1割向上するという意味ではありません。
ただ、走行安定性が向上したという点については確実に価値があります。
軽度の未舗装路に限定した話になりますが、タイヤを小さくしたことによって漕ぎ出しが軽くなりボコボコした道が以前より楽に進めるようになりました。
「自転車は進んでいる限り転倒しない」という当たり前の現象を再確認しました。未舗装路を進むからといって何でもかんでもタイヤを太くすればいいわけではないんだなぁ…。
ファットバイクの多くは4.8インチタイヤがデフォルトになっていますが、このタイヤサイズがフィットするシチュエーションというのはやはり雪道や砂道といった場合のようです。路面に対してバイクが沈みこまないようするための前提条件みたいな感じでしょうか。
…というわけで、なんとか1万6000円の出費が無駄にならずに済みました。
いや本当に高いですよファットバイク用タイヤは、1個で8000円て。これでもセール価格ですからね、定価ベースだと14000円とかです。
http://www.wiggle.jp/
かなり高額な買い物になりますが「雪道や砂道が想定に入っていないのに4.8インチというサイズのタイヤを使っている」場合は4インチ以下に変えると現状より使いやすくなると思います。
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