BXTの中華ロードバイクフレーム「ROAD SL1.0」を注文してやったぞ

2019/06/18

BXT ROAD SL1.0

t f B! P L
さて自分に言い訳をするとしましょうか…。

題字の通りですが中華ロードバイクフレームを注文しました。メーカーはBXT、OEMメーカーでカーボンの加工とかをやったりしているところです。ちなみに注文しただけなのでまだ届いておりません。

何故注文したのかと言えば、今現在手元に「走る系」のロードバイクが一台も無いからです。諸事象により今手元にあるロードバイクはKONAのクロモリだけになりました。

KONAクロモリは非常に気に入っているのですが如何せん重すぎるので『よし走ったらぁ!』と言う時にベリー困ります。坂が絶望的にしんどいです、平地をゆるゆる進む分には最高ですけれども。

…で、最初は普通にメーカー品を探していたのですが久しぶりに『買うつもりになって』メーカー品を見てみても相変わらず選択肢は増えていませんでした、シット!

まぁお金を出せばいくらでもありますがそんな予算ありませんのでね…。最新のテクノロジーを使えばカーボンですらオーダー出来る時代です、ワオ!


身長170cm(短足)ロードバイク乗りの憂鬱

僕の身長は日本人の平均である170cmです(※本当に170cmが平均なのか疑わしいですけどね)。

かつ足がとても短くて背中が硬いという有様だったりします。ついでに言えば腕の長さも短いです。シャツはもれなく袖が余るのでオーダーになります。吊るしのスーツは当然そのままでは着れません、ちくしょうめ…。

この「身長170cm」という数字はお金を出したくない日本人のロードバイクユーザーにとって絶妙に鬼門です。手足が長くて背中が柔らかければ52サイズでいけるのでしょうけど僕のようなフィジカルユーザーであれば大きすぎます。

『じゃあその下の50サイズだ!』…と言いたいところですが、50サイズのロードバイクは安い価格帯ではほとんど展開されないのです。

安い価格帯で50サイズを展開しているロードバイクメーカー

結論から言ってしまうと安い価格帯で50サイズをきちんと展開しているメーカーはトレック・メリダ・ビアンキくらいです。

特にトレックはすごい、あの価格のエントリーでありながら6サイズ展開とかしてます。ビアンキは7サイズ展開ですけどお値段が高めです。

サーベロとか本当にトレックを見習って欲しいです、あの価格でありながら4サイズしか展開しないサーベロはユーザーをなめているとしか思えません。

まぁ各メーカーで50サイズの数値が統一されているわけではないので一概に言えることでもなかったりしますが、エントリーグレードで細かいサイズ展開をしてくれるメーカーがとても少ないことは断言できます。

一般的に50サイズはホリゾンタルTTが520mmから530mmくらいです。

トレックの最安ロードバイクDOMANEのホリゾンタルTTが519mm、メリダのSCULTURA100が530mmとなっています。ビアンキのVIA NIRONE 7は真ん中の525mmです(※全て2019年モデル)。

個人的にホリゾンタルTTが530mmを超えるフレームはアウトです。TT530mm越えは51サイズか52サイズとなります。

そんなわけでフレームの素材やブランドよりもまず『50サイズがあるかどうか』がまず重要になるわけですが、上に書いた通り50サイズは選択肢がほとんどありません。

大部分のメーカーさんは50サイズを飛ばして48サイズを作ります。しかしながら48サイズで700Cのホイールは明らかにミスマッチです。バイクのプロポーションがとにかく良くありません。

まぁ50サイズでも良くはありませんが個人的にギリギリ許容できるレベルにはなります。素人にとっては見た目が8割です。気に入らないとやる気が出ません。

50サイズであれば中華フレーム買って組んだ方が楽

結局のところ、僕のような体型の場合は中華フレーム買って組んだ方が色々と楽なのです。中華フレームだと普通に50サイズありますからね。

コンポーネントにしても自分で組んだ方が色々と便利です。グレードに特にこだわりがありわけではありませんがクランクだけはどうしても165mmじゃないと難しい、短足なのでね…。

50サイズのメーカーロードバイク完成車のクランク長さはほぼ間違いなく170mmです。欧米基準なので仕方がないとは言えモヤモヤ感は消えません。わざわざクランクを買い直すのもなんだか悔しい話で。SORAグレードだとしても1万円くらいしますし。

そこで購入先を中華に切り替えると、10万円くらいの低予算でも中華で組めばこれだけのことが出来ます。

・フレームサイズ50を選べる
・カラーリングを選べる
・カーボンフレームを選べる(安いものはU4万円、むしろアルミを探す方が大変)
・105で組める(105グループセットU5万円)
・自分で組めばスプロケの歯数やクランク長さ等が選べるので無駄が無い

最近の中華カーボンフレームはヘッドパーツやシートポストもセットなので特に改めて買うものもありません。ホイール以外ではハンドルとサドルくらいです。この辺は大抵の場合で手持ちのモノが流用できるはずなので金額的な負担は無いでしょう。

対して、10万円くらいのメーカーエントリー完成車の現状はこんな感じです。

・フレームサイズ50がほとんどない
・カラーリングの選択肢がほとんどない
・アルミフレーム
・コンポはSORAグレードが限界
・完成車なのでコンポーネントの細かい指定ができない

単純比較では話になりません。

後はまぁ安全性という要素ですが…これも実際のところ水物というか、メーカー品であれば確実に安全であるなんてことはありません。中華カーボンより『おやおや?』というメーカーフレームは結構あります。表面では分かりませんが内部を見ると一目瞭然です。

実のところロードバイクはMTBと違って飛んだり跳ねたりするわけではないので言うほど神経質になる必要はありません。

カーボンはクロモリなんかと比べれば当然デリケートですが、それでもいきなりへし折れることはありません。折れる場合は先にクラックが入ります、ライドの前・後でフレームをチェックすれば問題は起きません。

そういった意味ではむしろアルミの方が怖いです。アルミは破裂するように割れるのでいきなりステーキです。下手をすると転倒だけでなく破片が突き刺さります。こうなるとトラウマなんてものでは済みません。


BXTのフレームは中々頑張っているっぽい

購入したフレームはROAD SL1.0というものです。まだ届いてないので断定はできませんがジオメトリを見る限りでは中々頑張っているようです。


このフレームは最安(未塗装状態)でほぼ3万円で買える非常にお手軽なものなのですが、この価格でありながらリアセンターの長さがきっちり分けられています。メーカー品だとミディアムグレードでありながら同じになっていたりするところもチラホラ。

ヘッドチューブは妥協しました。

最近のモデルと比べるとヘッドチューブが異様に短いので違和感は出ることは想像に難くありません。115mmは短すぎるだろうに…この辺りはひと世代前のフレームといった感が否めません。

BBがBSA、ヘッドパーツもインテグラルなので圧入作業等が不要です。この辺りの『お手軽感』も高評価できるポイントですね。「組み立てが楽」=「手放すのも楽」です、メルカリに流しやすい~。

100%の納得ではありませんが3万円台のフレームにこれ以上を求めるのは酷というもので、テキトウに2年3年使う分には十分すぎるはずです。飽きたころにはアップデートされたフレームが出ているでしょう。

…といった感じで必ずしも必要ではないものを買うときは自分に言い訳をするのが恒例行事です。

<追記>
届きました。

BXTの中華ロードバイクフレームが届いたよ

<このブログについて>

自転車関係のことについてアレコレ書いてたり書いてなかったりするブログ…でした。

現在は新しい方に移行しているのでこっちではどうでもいいことを書いていたりします。

・新しい方のブログ
https://hitoriroadbike.blogspot.com/

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