ロードバイク・クロスバイクにおける泥除け(フェンダー)の選び方

2018/11/13

自転車の知識

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今回書くのは自転車にドロヨケを付ける場合のアレコレです。

『そもそもロードバイクにドロヨケとか要らないでしょうよ?』という真っ当な主張もありますが、ランドナー等のツーリングバイクだったり普段使いのクロスバイクだったりすると付いていた方が良い場合もしばしばです。

…とはいえ、これについて書くべきことは多くありません、買ってきて取り付けるだけの話ですからね。

重要なのはドロヨケの選ぶ場合のポイントです。


(1) 素材はアルミを選ぼう

ロードバイク・クロスバイクに泥除けを付ける場合はアルミ(金属)を選んだ方が良いです。

『いやいや金属だと重いし、雨を防ぐだけでいいんだからプラスチックでいいし』と思われる方も多いかもしれません。個人的にもそうでした、買って取り付けようとするまでは…。

なぜ素材として金属が良いのかという理由ですが、『プラスチックだと加工が出来ないから』です。

基本的にドロヨケというものは既製品を無理やりフレームにくっ付ける形になるので「加工」という手間が高確率で発生してしまうのです。めんどくさいですね。


上の写真はマイクロモリロード様にリアフェンダーを取り付けようとしているところですが、見ての通り幅が全く合っていません。

『なら幅の細いフェンダーを使えばいいんじゃないの?』となりそうな気もしますが、そうなると今度は希望するタイヤ幅が使えなくなってしまいます。フェンダーを取り付ける場合は多くの場合でツーリング脳となっているので「タイヤの大型化」もハッピーセットです、23Cにフェンダーなんて付けませんよ。


…というわけで、上の様にフレームと接触する部分をセルフで削ったりします。


プラスチックだと削っていいのかも分からない…。

一応フェンダーメーカーも様々な幅を揃えていたりはしますが、『この幅は取り付け可能なのだろうか?』と悩んでアレコレ検索するよりも自分で加工した方が早くて確実です。

自分で加工を行うということを前提にすると、フェンダーの幅で困ることもなくなります。迷ったら大きいサイズを選べばそれで正解になりますからね。


(2) フルフェンダーを堂々と

『ドロヨケはダサい』と思っている方も多いでしょう。

個人的にも『ダサいorダサくない』で分ければダサい方だと思います、明らかにスタイリッシュではないですからね…。自転車はシンプルが至高ですものー。

そんな厄介なフェンダーではありますが、ここで日和って着脱式のハーフフェンダーを選んでしまうと残念なことにもっと情けない印象になってしまうことが多かったりします。

ダサいものであっても堂々としていればカッコよさは出ます。

例えばオシャレ系バイクショップの代表格である「ブルーラグ」さんはやたらとアルミのフルフェンダー(しかもシルバー)を多用します。これが本当に不思議だったのですが、自分がいざフェンダーを付ける側になってみて良く分かりました。

フェンダーに関しては寧ろ積極的に目立たせる方向に行くべきです。

ブラックよりもシルバー!
細いものより太いもの!
マットよりもメタリック!
プレーンよりも…何かこうディティールのあるもの!

堂々と使えばカッコいいよ!…多分!

(3) おすすめのフェンダー

言うまでも無いかもしれませんが本所工研製のフェンダーです。


まだ買ってませんけどね…。

SimWorks by Honjo
http://sim-works.com/honjo

本所工研のフェンダーには教科書のような美しさがあります。

このフェンダーの良いところはルックスだけでなく構造として使いやすいところが素晴らしいのです。


多くのフルフェンダーは上画像のようにエンドを洗濯バサミみたいな感じで固定するタイプなのですが、これだとタイヤと擦れてしまう可能性があります。

まぁステーを延長すれば防ぐことは出来ますが、それだと真横から見てホイールのラインとフェンダーのラインがずれてしまいますから良くありません。本所工研製のようにフェンダーの上からステーを回し込むタイプの方がずっときれいです。

よっぽどの自転車マニアでもない限りフェンダーを買うのは人生に1回か2回程度でしょう。せっかくなのですからいいものをバシっと選ぶのが正しい選択なのではないかと思うところでございますよ。

(4) レースバイクにフェンダーを付けたいんだけど?

はい、ここまで書いてきたのは原則的にツーリングとか街乗りサイクリングとかの場合の話です。レースバイクでは違ったアプローチをしましょう、そもそもダボ穴付いてないですからね。

この場合はBBBのスリムガードを買って下さい。

・BBB スリムガード
https://amzn.to/2PvScZB

現状のロードバイクだとこれくらいしか選択肢がないんじゃないですかね。

ディズナ等がアタッチメント式のものを売っていますが今のロードバイクフレームはエアロが多いのでスペースとしてどうなんだろうと。フロントに収まるかなぁ…。

まぁここまでくるようなら天気悪い用として完成車をもう一台買った方がいいと思いますが、ダボ穴はもちろんですが雨天時は明らかにディスクブレーキの方がいいですからね。

「ダボ穴+ディスク」と言えばアドベンチャーばかりなので探すのが難点ではあります。もっとキリっとしたジオメトリとなると…どこなんでしょうね?

この手のジャンルは相当ニッチなのでガイツーでも見た方が早いです。wiggleとCRCにお任せです。

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