"ルック車"の定義についての話

2018/02/21

ためになる話 自転車の知識

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スポーツバイクブームが一頻り終わった今となってもこの言葉は根強く残っていますね。

ネット上では『ルック車とはなんぞや』ということについてアレコレ書かれていると思いますが、今回はこれについての個人的な見解といいますか『これでいいでしょ』という定義を書いてみようと思います。


では行きましょう、ルック車とは「ジオメトリが記載されていないスポーツバイク」のことです。以上!


…まぁこれで終わってしまうのも短すぎですかね。

どう考えてもこれ以上の定義が存在するとは思えないんですよね。ルック車という語感からすれば表面的な部分に焦点を当てているということは明確で。

まぁ『自転車なんて見た目で決めるものである』ということに異論はありませんが、スポーツバイクとなるとまたちょっと別の話です。

今ちょうど冬季オリンピックが開催されてフィギアスケートの羽生選手が見事に金メダルを取りましたが、もし彼のスケーティングシューズのサイズが0.5cm大きかったらあの結果にはなっていないでしょう。

本来はジオメトリが分からないスポーツバイクって買いようがないはずです。数字がなければ自分の身体に合うかどうか分かりません、そんな手がかりの無いものはどうあっても買えません。


ついでに書くとジオメトリの記載が無いバイクは「雑に作ってる」ということもありまして。

数字が無いということは「基準が無い」ということです。そんなやり方でまともなフレームが出来るほうがびっくりです。

例えば、本来であれば誤差1%以上だと規格外になるはずのものが誤差2%・3%くらいであれば許されるようになってしまうわけです。だって基準がありませんからね。精度が悪かろうがユーザーは文句をつけれません。

ルック車の価格が安いのは様々な理由がありますが『本来であれば製品検査で弾かれるようなものも販売ルートに乗せることが出来るから』という理由も大きいです。

まぁ当然そうなりますよね。

本来であれば廃棄するために別料金が必要になるものがお金に変わるわけです。そりゃ売るに決まってます、商売はボランティアではありません。

メジャーバイクメーカーはこの辺りの検査をきちんとしてるから値段が上乗せされます。

よっぽど特殊なカーボンを使用しない限りフレームの原価なんて似たようなものです。アレにかかっているのは大部分が人件費でございます故、まぁ研究費や広告費も何気に重い要素ですけれど。

メジャーブランドだとキャノンデールの品質検査は水準が高いと聞きます、まぁキャノンデールの社員でもなんでもないので確認は出来ませんが…。


何だか微妙に話がずれましたが、ルック車とは「ジオメトリが記載されていないスポーツバイク」のことで問題ないでしょう。これを超える明確な定義があるとは思えません。

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