ポタリング(?)自転車アニメ「ろんぐらいだぁす!」の第1話を見てみた

2016/10/09

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© 三宅大志・一迅社/ろんぐらいだぁす!製作委員会

自転車好きにとっては面白い内容なのではないでしょうか。細かいところでニヤリと出来ます。

ポタリングを題材にしたものがアニメになるなんて何だか凄い時代ですよねぇ・・。レースとかであれば自然とドラマ性が出てくるのでお話しにもなりそうですが、「長く走るだけ」という題材でアニメになるというのはやはり自転車の市民権が上がっているということなのでしょうか(表現としてCGに置き換わったのも大きいと思いますが)。

<ろんぐらいだぁす!公式WEBサイト>
http://anime-longriders.com/



勝手に注目ポイント①「BD-1のフロントが二枚っぽい」

© 三宅大志・一迅社/ろんぐらいだぁす!製作委員会

最初に「おぉ」と思ったのはこのシーン、主人公(茶色のショートカットの子)がすれ違う自転車に一目ぼれするところです。小径車のモデルは一目瞭然でBD-1なのですが、フロントをカスタムして2枚にしているようです。


これはガチですよねぇ・・余程の愛好家でもない限りこんなカスタムはまずやりません。しかもレッドカラー。ブランド名は忘れましたが高額のチェーンリングですね。シーンとしては至ってさり気ない場面なのに非常に細かい。



勝手に注目ポイント②「クロスバイクもしっかりとカスタム」

© 三宅大志・一迅社/ろんぐらいだぁす!製作委員会

主人公の友達の黒髪さん、彼女は普段クロスに乗っているようですね。

ここでもグリップをエルゴンにカスタム。この感じだとエルゴンGP2辺りのようです。普通の人は絶対気にしないでしょこんなの・・。ハンドル幅がちょっと狭すぎる感じがしますが女の子の肩幅であればこんな感じなんですかね?


© 三宅大志・一迅社/ろんぐらいだぁす!製作委員会

足元の図、チェーンリングカバーを外してるのでしっかりとクロップドパンツです。現実としてはもう少しレングスを短くしないと危ないですが。

© 三宅大志・一迅社/ろんぐらいだぁす!製作委員会

ペダルもカスタム済み。タイオガのスパイダーですかね?堅実です。

ホイールもリムのデザイン・スポークの本数形状から判断するとかなり良いものを使っていると分かります。ロードバイクから流用しているホイールなのかもしれません。かなりお金の掛かっているクロスバイクです。

このシーンは平地のツーリングにおいてギアがアウター・トップという違和感のある設定ですが、ビジュアル表現としてはこちらの方がきれいですのでそれも一つの正解なのでしょう。 もしかしたら彼女がとんでもない剛脚である可能性もなきにしもあらず。




勝手に注目ポイント③「値段の付け方が(いい意味で)雑」

© 三宅大志・一迅社/ろんぐらいだぁす!製作委員会

サイクルショップ内での値段のシーン。

コルナゴC60が13万円はずるい・・作中の表記はゴナロコC600になっていますが。本当にC60が13万で売ってたらいいのになぁ、行機で買いに行きます。そしてドグマは23万。このあたりはもう確信犯なのでしょう、制作側のユーモアです。ブラケットが統一されていないのもいいですね。

メインで登場したBD-1はリアルな価格表示で14万円(これはストーリー上当然の流れ)。ついでにジャイアントもちらりと写っておりTCRならぬTORが16万円程。ジャイアント愛を感じる一幕です。



勝手に注目ポイント④「相対速度とモーションのリンクが上手い」

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ポタリングのシーンもリアルです。

小径車はロードとは違ってたくさん回さないといけませんからね。CGで作ってしまえば動かす速度はソフトで設定できるので自動的にリアルになるのかもしれませんが、自転車を動かす速度とキャラクターのケイデンスを自動的にリンクさせるのはプログラムではおそらく無理でしょう。丁寧に調整されているように感じます。


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一番凄いと思ったのがこのシーン。小径車特有のハンドル周りのピーキーさが違和感なく伝わってきます。16インチ・20インチくらいだとこーなりますよねぇ・・24インチくらいあれば随分と楽なのですが。



© 三宅大志・一迅社/ろんぐらいだぁす!製作委員会




自転車好きのツボも付いていますし、特に詳しくない方にも自転車の楽しさが表現されている良いアニメだと思います。細かい部分ではエンディングに出てくるホイールの組み方が大丈夫なのか?と思うところもありますが、まぁそのような部分に突っ込みを入れるのも野暮というものでしょうね。どこまでいっても娯楽作品ですし、ホビーライダーなんて無茶なことをする人も多いですから。

ちょっと残念なのが協賛に日本の自転車メーカーの名前がないところですかね。

色々と大変なのかもしれませんが、せっかく自転車の地位が向上してるのですからもっとアピールしないと勿体無いなぁと思うところです。

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