
要チェックや!・・と言いたいところですが、まだ全てのメーカーの完成車が出揃っているわけではないので現在のところは若干中途半端になっています。
・GIANT 「TCR SLR2(2017)」

毎年ニューモデルの発表が早いジャイアント、2017年の目玉は「TCR SLR2」で決まりでしょう。
<公式サイト商品リンクURL>
http://www.giant.co.jp/giant16/bike_datail.php?p_id=00000128
既に十分すぎるほど軽量化されていたTCRシリーズを更に軽量化し高剛性化。アルミフレームでありながらフレーム重量アンダー1kgという驚異のブラッシュアップ。
関連別記事「ロードデビューにはこの一台、ジャイアントの2017年モデルTCR SLR2が凄い!」
・FELT 「VRシリーズ」

<公式サイト商品リンクURL>
https://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/2017/vr6
一台・・と言っておきながらシリーズです。ロードバイクの多様化を象徴するようなモデルですね。ロードバイクは上方向だけでなく横方向にも伸びています。端的に言えば、オフロード走行が可能なアドベンチャー仕様のロードバイクといったところなのでしょう。
サーベロ発表したCシリーズに繋がる流れなのでしょうか。あらゆるフィールドで使えるマルチロードバイクというのはこれから広がっていくのかもしれません。Cシリーズが発表されたときは『何だこれ・・』と思ってしまったのですが、こうやって各社が流れを継承するところを見ると流石サーベロといった感じなのかもしれません。
・Specialized 「Tarmac comp」

<公式サイト商品リンクURL>
https://www.specialized.com/ja/ja/bikes/road/tarmac-comp/118206
既に完成されている感の強いTarmacですが、2017年は下のモデルの高性能化が行われています。ホビーユーザーとしては非常にありがたいところですね。2017年のTarmac compはカーボンの素材がひとつ上のグレードのFACT 10r carbonになりました(昨年のモデルはFACT 9r)。最上位のフラグシップモデルがFACT 11rですので、違いがどんどん無くなっていますね。『11rは硬すぎる!』といった方にもよろしいのではないでしょうか。
しかも値段は昨年と据え置きです(!)。こんな価格で売ってしまってスペシャライズドは大丈夫なのでしょうか、上のモデルが売れなくなってしまうのではないかと勝手に危惧してしまいます。
さらに注目するポイントとしては、BBがJIS規格に変更されたことでしょう。メンテナンスが非常に楽になりますので、これもホビーユーザーとしては助かりますね。ピナレロもBBをねじ切りに戻して来ましたが、もしかしたらスペシャライズドも戻してくるのかもしれませんね(Tarmacのフラグシップモデルは未だにBB30系列ですが)。
・PINARELLO 「GAN S」

2017年のピナレロは昨年ほどの大幅な変更は見られません。ここまでくると変更する箇所もないのかもしれませんね、チームスカイおめでとうございます。その中で個人的に注目したのがミドルグレードの「GAN S」、塗装により高級感があり、一見してドグマと変わらないような印象を受けます(フレームにGANと書いてありますが)。
昨年のモデルよりパーツのグレードアップが行われているのもうれしいところでしょう。105完成車はようやく(?)フル105になりました。カンパの新コンポーネントである「POTENZA(ポテンザ)」が使われているモデルもリリースされています。
・TREK「FX1」

まさかの(?)クロスバイクです。あえて取り上げることも無いのかもしれませんが、これが一番印象に残りました。TREKで¥49000という価格は魅力的でしょう。『簡単に使える自転車が欲しいなー、でも良くわかんないブランドは嫌だなー、お金もあんまり出したくないなー』といった方にはうってつけ・・・のはずです、多分。
実際によく分からない安価な自転車も数多く販売されている現状において、+2万円くらいでTREKの自転車が買えるというのは中々のメリットであると考えてよいのではないしょうか。
・TREK 「Domane SL」

一台と言っておきながら二台になってしまいましたが。
ついにフルモデルチェンジするエンデュランスバイクの代表格である「ドマーネシリーズ」、扱いとしては二代目になりますね。2017年モデルからはフロントにもIsoSpeedを搭載したモデルが並びます。ルックスを見るだけではあまり変化がないような印象を受けますが、中身が大きく進化しているようです。
ハイエンドモデルであるDomane SLRはさらにシートチューブにIsoSpeedを調節するアジャスターがついているようですが、実際の用途としてはかなり限定されると思いますので(それこそプロくらいしか使わないのでは?)ミドルグレードのSLの方が適当なのではないでしょうか。
・COLNAGO 「C-RS 105」

2017年から新しくラインナップされる「C-RSシリーズ」です。あまり情報が出てこないので何とも言えない面も多いのですが、かたちがあまりコルナゴっぽくない(といってもそんなに詳しくないですが)ので面白いですね。
コルナゴとしてはエントリーに位置するモデルなのだと思いますが、ディティールを見る限りではミドルグレードとしても十分に通用するような印象を感じます。
・Cannondale 「CAAD12 105」

キャノンデールも今年は大きな動きがありません(ディスクブレーキ対応が増えますが)。
そんな中で取り上げるのば定番アルミフレームの「CAAD12 105」です、去年のモデルよりも値段が2万円安くなりました。カラーリングにも変化がありますので、2016年のカラーはちょっと・・という方にも朗報かもしれません。とはいえ今年のアルミフレームはTCR SR2のインパクトが強いと思いますので、去年ほど注目されないかもしれませんね。
CAADシリーズのエントリーとして「CAAD OPTIMO(オプティモ)」というモデルが新しくリリースされますが、正当進化であるCAAD12ほどのインパクトは無いように感じます。CAAD12とは違いケーブルが外装化され、BBがJISになっています。CAAD12よりメンテナンスしやすい仕様ですので、日常的に使用される場合はこちらの方が適当かもしれません。
105のカラーいいなぁ・・・。
・BMC 「Roadmachine 01」

2017年から新しくラインナップされるシリーズ「Roadmachine」、今までのモデルとは大きく違うメッセージを感じるエンデュランスバイクです。何といえばいいのでしょうか、非常に未来的なデザインをしています。ディスクブレーキ+フルケーブル内装なので外部からケーブルがほとんど見えません。コンセプトモデルをそのまま製品化したような謎の(?)贅沢感があります。
全く新しいモデルですので内容が沢山です。個人的にディスクブレーキには抵抗があるのですが、BMCに限ったことではなく、2017年にはディスクブレーキの面白いモデルがどんどんリリースされています。
・Bianchi 「OLTRE XR.4」

ビアンキのフラグシップモデル「OLTRE(オルトレ)」、今まではインフィニート等に付いていた振動除去システムである「カウンターヴェイル」がついにエアロロードにも搭載されました。
2017年のビアンキはカラーリングの雰囲気が大きく変わっています。
・MERIDA 「SCULTURA 6000」

コストパフォーマンスの高さに定評のあるミドルグレードの定番モデル「スクルトゥーラ 6000」。カタログスペックとしては2016年モデルとさほど変わりませんが、価格が5万円程安くなりました。同フレームでホイール等がメリダオリジナルである「スクルトゥーラ 5000」は24万円、6000のカラーリングに抵抗がある方はこちらの方がいいかもしれませんね。
その他のモデルとしては、今までのモデルをディスクブレーキ対応したものが数多く展開されるようです。
<追記>
主要ロードバイクブランドの2018年モデルについてはこちらからどうぞ
「主要ブランドの2018年モデルを先走ってまとめてチェック!」
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