
昨年、ユニクロが「ポケッタブルショートパンツ」という製品を発売しました。
マイナーながらもアウトドア層に対してヒットした(と思う)商品ですので、今年にはアップデートモデルが出る・・と思っていたのですが残念ながら同等の機能を持つものは展開されませんでした。しかしながら、別の切り口から発売されたものがあります、それがドライストレッチアクティブショーツです。
せっかく昨年のパンツが手元にありますので、比較しながら使ってみた感想を書いてみたいと思います。

<ドライストレッチアクティブショーツ商品リンクURL>
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/163917
関連別記事「ユニクロのポケッタブルショートパンツが何とも素晴らしい件」
やはりと言うべきでしょうか、アイテムとしては全く別物であるというのが正解のようです。ドライストレッチアクティブショーツはフロントに軽くタックが入っていることもあり、アウトドア的な雰囲気はほとんど感じません。
プロゴルファーのアダム・スコットと共同開発したという文言の示すとおりですね。アウトドアではなくゴルフやテニスといったスタイリッシュなスポーツ・シーンと考えた方がしっくりきます。ストレッチも昨年のモデルよりやや固いため、ペダリング時にひっかかりを感じるところもあります。
・・とはいえ、自転車に全く合わないということもありません。アーバン・アウトドア・スタイルとでも言えばいいのでしょうか。レーシングジャージではなく、アウトドアブランドのマウンテンパーカーを羽織るような都会的(?)な自転車スタイルである場合の相性はかなり高いと感じます。

ポケッタブルショートパンツよりさらに裾がタイトになっていることもあり(共にSサイズ)、ペダリング時のバタつきが少ないです。その分ペダリングがしにくくなってしまいますが、カジュアル用途であれば特に気にする必要もないのかもしれません(※ポケッタブルショートパンツはレーパンの上から使ってもほとんど抵抗は感じません)。
裾がタイトになったことで全体のシルエットも作りやすくなりました。ポケッタブルショートパンツも裾は細身でしたが、それでも履けば広がってしまっていたので全体がAラインになってしまうことが気になっていたのですが、このパンツであればまずAラインにはなりません。これは非常にありがたい!

今回は買ってみたのはブラックとカモフラージュの2色ですが、どちらも生地に合成繊維らしい光沢感があるので(※特にブラックは強い)、日常的なカジュアルファッションだと使いにくい雰囲気があります。トップスが綿100パーセントの自然繊維だと違和感がありそうです。やはりトップスはポリエステルやナイロンといった合成繊維でそろえた方がスマートですね。夏場というよりも秋口くらいに活躍するパンツなのかもしれません。
長々と書きましたが、スマートかつカジュアルに自転車に乗りたいといった場合はかなり良いのではないでしょうか。都市部でマットブラックのクロスバイクやシングルスピードを使っている方にはかなりフィットするパンツなのではないかと思います。おそらく夏が終わるころには売り切れていると思いますので、気になる方は一度店頭へ出向いた方が後悔が無いかもしれません。