ホビーライダーのためのロードバイクの選び方(買う時の注意事項)

2016/06/28

自転車の知識

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今回は実際にロードバイクを買う場合においての注意事項です。とても長い内容ではありますが全て大切なことですので一つ一つ確認していきましょう。

http://furamika.blogspot.jp/2016/06/1.html
関連記事 「ホビーライダーのためのロードバイクの選び方(前編)」

http://furamika.blogspot.jp/2016/06/blog-post_11.html
関連記事 「ホビーライダーのためのロードバイクの選び方(後編)」






・海外通販でパーツを買うと凄く安い

いきなりですがお金の話です。

メーカー種類にもよりますが、基本的には日本国内より安く販売されていると認識しても間違いありません(お金がある方は国内で使って頂けると業界としてはありがたいのでしょうが・・)。自転車は一度始めると様々なパーツやアクセサリーを買うことになる場合が多いです。高級ホイールを買ったりする場合にはどうかと思う部分もありますが、資金を節約したいのであれば海外通販は非常に現実的であるため、頭の隅にでも置いておいた方がいいでしょう。HOW TOに関しては有名なサイトがありますので、そちらを参照して頂ければ問題ありません。

そしてさらに大切なことですが、海外通販はサイトによっては日本のポイントサイトを経由することで現金還元を受けることが出来たりします。

対象サイトはwiggle。自転車通販界のamazonのようなところですので、ロードバイクを始めた場合はほとんどの場合でお世話になると思います。

現金還元を受けるためにはブログを立ち上げて認証を受ける必要がありますが(既にブログを作成されている方はそれをそのまま使えばOKです)、実際のところ大した手間でもありませんし、ロードバイクを始めるとほとんどの場合でブログを立ち上げることになると思いますのでこのサービスは是非とも利用したいところです。

<関連記事>
ロードバイクユーザー必読、wiggleから現金還元を受ける購入方法があるぞ!
https://rt507.blogspot.jp/2017/05/wiggle4.html


・為替レートに注意しておくとより経済的に

海外通販の場合は他国通貨で購入する場合がはとんどですので、為替レートは非常に重要になります。

最も注意するのはユーロのレートです。自転車の本場は欧州ですので、販売サイトも当然ながら欧州にあることが多いです。仮に、1ユーロ160円の場合と120円の場合を比較すると価格が3割も変わってきます。元々安いもの(※日本で販売されるものは代理店を通すので基本的に高額になります)がさらに安く入手できるチャンスがあるかもしれません、気を配って損をすることありません。


・ペイパルを使う場合はカード会社のレートで払う

ペイパルは事務手数料が高いので、カード会社の手数料で支払った方が安上がりになります。ペイパル内の『通貨オプション』から『カード発行会社の通貨換算レート』にチェックを入れて変更をしておきましょう。


・白いフレームは汚れも目立つが劣化も見つけやすい

理由は定かではありませんが、ロードバイクのフレームはグレードが上がるごとにブラックカラーの割合が上がっていく傾向があります。ブラックはスマートでカッコ良いですし汚れも目立ちにくい便利な色でありますが、同時に劣化の具合が見つけにくい色でもあります。

カーボン素材はフレームの表面に劣化が表れにくい面もありますが、金属(特にアルミ)の場合は金属疲労を発見できることが多いです。その場合はフレームの色が白である方が分かりやすいので、特に色の拘りがない場合は白の方が良いかもしれません。


・フレームを選ぶ場合はBB規格のことを忘れない

BBの規格が違えば付けられるクランクも違う場合がありますし、取り外しのための工具も別に必要になってしまいますし、情報を調べるのも大変です。現在のBB規格の乱立は本当に百害あってなんとやらという現状だと思います。

<参考URL>
http://www.cb-asahi.co.jp/html/size-bb.htm
https://www.riteway-jp.com/itemblog/%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B9-3771/2016/01/_toshima

特に拘りが無いのであれば、BBは圧入系は全て避けシマノ規格のホローテック2にしてしまうのが最も楽です。フレームを選ぶ場合もこれを基準にして考えてもよいのではと思えます。基本的にはメーカー毎に使うBBは決まっているので、もし複数のメーカーで迷っている場合は要注意です。仮にフレームを交換した場合にパーツの流用が効かない場合があります。


・買ったもの情報はしっかり記録しておく

ほとんどの場合で最初の一台は完成車になると思いますが、フレームのジオメトリや使われているパーツはしっかりとメモしておきましょう。

ブログを始めて記事にしておくと確実です。ロードバイクをやる方の多くがブログを立ち上げますが、ほとんどこれが理由なのではないでしょうか。ブログで記録していくとパーツ交換やメンテンス時期が把握できて色々と便利です。出先でもスマートフォンからさらっと見れますからね。


・コンポーネントは絶対にシマノが良い

カンパやスラムといったメーカーもありますが、ここ日本においては絶対にシマノをオススメします。情報を調べるのも楽ですし(カンパ・スラムは基本英語、個人のブログを参照する場合もシマノが有利)、リペアパーツの入手もしやすく、ショップへメンテナンスを出す場合でも店舗によっては『シマノのみ』というところがあったりします。

安価・高性能・アフターケアも楽という三拍子がそろったシマノを選ばない必要はないでしょう。グランツールで走るバイクも7割~8割がメインコンポをシマノにしています、プロの選択は確実です。


・フレームを選ぶときはボトルケージのことも意識する

フレームの形はメーカーやモデルでそれぞれですが、ボトルゲージを使うという部分は共通しています。フレームサイズが小さい場合やフレームチューブが太い場合は大きいボトルを収納することができませんので注意しておきましょう。

また、これはバイクのルックスに対しても言うことができます。実際にボトルゲージを付けたときのルックスは何もアクセサリーを付けていない完成車とは思いのほか異なります(ホビーユーザーにとってバイクのルックスは非常に重要です)。フレームを選ぶときはボトルゲージを装着した場合の姿を想定しておいた方が失敗はありません。


・サイクルコンピューターはリアホイール測定式を選ぶ

さまざまなグレードがあるサイクルコンピューターですが、基本的にはフロントホイールに付けるものとリアホイールに付けるものに分かれます。ではなぜリアが望ましいのかといえば、固定式のローラー台を買うことになった場合にフロント装着式だと計測ができないためです。


・固定ローラーがあると何かと便利

中々必要性が見えにくいローラー台ですが、あるとないとでは非常に違います。室内でのトレーニングは勿論のこと、メンテナンスからフォームの確認(三本ローラーより安全)や転倒防止の機能も持ち合わせています。

そうそう壊れるものでもありませんので、長く自転車趣味を続けようと考える場合は買っておいて損はないでしょう。高機能なものであれば、PCと接続してバーチャルなステージを走ることも可能です(zwiftで検索して下さい)。脱ぎ散らかした服をひっかけておくのにも役に立ちます。


・乗り方にもルールがある

交通法規を守ることは常識として、ロードバイクの乗り方にもルールがあります。・・とはいえ基本的には自己責任なので迷惑をかけなければどうでもよいことなのですが『下り坂では下ハンドルのポジションでブレーキをかける』ことくらいはルールとして知っておきましょう。下ハンドルでないとブレーキが中々効きません。


・ギア比をきちんと認識しておく

ギアを正確に認識しておくと何かと捗ります。使われているクランクとスプロケットからギア比を書き出しておき、「何枚目」ではなく「○.○○」といった数字で具体的に把握しておくとより正確に体力をマネジメントできるようになりますし、成長の度合いも分かりやすいです。


・ディレーラーにはグレードだけではなく規格がある

様々なグレードのあるコンポーネントですが、シマノディレーラーにはグレードだけでなく規格が存在します。簡単に言えば対応するギアの幅が広い(GS規格)か狭いか(SS規格)ということなのですが、当然ですが狭い場合は幅の広いギアを装着することが出来ません。

自転車はバイクの種類や走行場所によってスプロケット変えたほうが良い場合もままあります。分かりやすいのは坂道ですね、ギアが軽い方が楽なのは言うまでもありません。また、平地の場合でも車体重量が重い場合は細かくギアが刻んであった方が楽なことも多いです。

長く自転車を触っていると高確率でスプロケットは交換することになるでしょう。ほとんどの場合で問題は無いと思いますが、あらかじめフロントディレーラー・リアディレーラーの対応ギアサイズ・トータルキャパシティは調べておいた方が失敗はありません。


・チューブだけは絶対に安物を買わないこと

安いものはパンクしやすいです。価格差としては500円程度、ここを惜しむと500円以上の後悔をします。


・タイヤは可能な限り高級グレードを

最初のうちは消耗品であるタイヤに中々お金かけることに抵抗があるかもしれませんが、費用効果として決して馬鹿に出来ないのがタイヤです。週に100km程度乗ったとして月におよそ500km、安全性をみて3000kmで交換するとしても半年は使える計算になります(実際には4000km~5000kmくらい使えることが多いです)。

タイヤのグレードによっては速度が2km/h~3km/h変わってくることもあります。数千円追加するだけで半年間の間の巡航速度が+2km/h上がるのであればこんなにお徳なことはありません。ホイールを変えて巡航速度を上げようとするとプラス数万円は必要になります。

おすすめはContinentalのGrand Prix 4000S II、確実に失敗しないタイヤです。


・最低限の工具は買っておいた方がよい、ただし工具セットは不要

自転車整備には無数の工具があり混乱する面も多いです。ショップに依頼すれば一つも持つ必要はありませんが、日々のメンテナンスのことを考えるとやはり最低限のものは揃えて置いたほうがよいでしょう。

何を持って最低限とするかは人それぞれだと思いますが、基本の6角レンチに加えてスプロケット外しとチェーンカッター、BB抜き(ホローテック2の場合)くらいは持っておいて損をすることはありません。


・6角レンチはそこそこいいものが欲しい

基本にして王道工具の6角レンチ、工具の中ではこれだけは安物は避けて下さい。最低でも日本製で焼きの入ったもの(メッキされていると舐めやすい)を選ぶ必要があります。値段としても特別に高額というわけではありませんので(せいぜい2000円程度)、数年おきに買い換えても良いくらいです。

 重要なネジをバカにしてしまったときの絶望感たるや・・・。


・保険には必ず入っておくこと

最近は自治体によっては義務化の流れが起きているようですね。保険は必須ですので必ず入っておきましょう。自動車保険の特約で対応できる場合も多いですので見直すと良いですね。


・夜走る場合はフロントライトを2つ以上、リアライトも必須

ライトは質も重要ですが数も必要です。電池が切れるとこも多いですし、悪条件が重なると(モノによっては)あっさりと壊れてしまうこともあります。保険をかけるという意味でもライトは2つ以上使用しましょう。

リアライトも必ず装着して下さい、反射板ではあまり期待できません。


・ヘルメットは意外に値段の差が出る

必須アイテムであるヘルメット。安全規格からすれば問題ないことではありますが、安いヘルメットは値段の差がダイレクトに出ることが多いです。せっかく高価なバイクを買ったのに片手落ちになってしまうのも残念というものでしょう。こちらもそうそう買い換えるものではないですので、そこそこのグレードもモノを選んでも後悔することはありません。

個人的にオススメするのはKaskのMojito、キノコを防いでくれる定番ヘルメットです。


・ウェアにお金をかけても特に後悔することは無い

ジッパーが破損でもし無い限り基本的にはずっと使えます。数年くらいは普通に使えてしまうものですので、『ちょっと高いかなぁ・・』というグレードのウェアを選んでもそんなに後悔することはありません。


・バッグを身に付けることは極力避ける

超長距離のブルペでもない限り必要はないでしょう。荷物はジャージのポケットやサドルバッグで対応したほうが絶対に楽です。バッグを身に付けると疲れちゃいますからね。


・似合う/似合わないに関わらずサングラスは欲しい

飛んでいる虫が当たったり、跳ねた小石が飛んできたりする場合もあります。安物でもかまいませんのでサングラスは購入しておきましょう。サングラスはフィット感こそが第一ですので、特別に高級である必要はありません。


・売る側でインターネットオークション使う

追加でパーツを購入していくと必然的に以前使用していたパーツが余ることになります。予備としてストックしておくのも良いのですが、大抵の場合でこの予備品が再び日の目を見ることはありません(※一度グレードを上げてしまうとなかなか下げれません)。

明らかに不要なパーツは処分してしまいましょう。溜め込んでもあまり良いことはありません。  

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